引き続き士幌のじゃがいものお話を
畑へ収穫の様子を見に行った後は
コチラに向かいました↓JA士幌町 馬鈴薯集出荷貯蔵施設。
通称「馬鈴薯コンビナート」です。
馬鈴薯。
皆さん読めます?
正解は「ばれいしょ」。
馬鈴薯=じゃがいも、ですね🥔
この呼び方北海道だけなのかな?と思ったら
一応正式には全国的にそう呼ぶみたい?
まぁそれはともかく、
士幌町農協食用馬鈴薯課の田中政伸さんに
施設をご案内いただきました。場内には畑で見かけたスチールコンテナが
あちこちに積み上げられてます。
その数なんと14万個!
まず向かったのは「受入検査場」。
ちょっと高いところから
作業をのぞかせていただきますねー👀
じゃがいも収穫最盛期の今、
施設にはじゃがいもを満載したトラックが
ひっきりなしにやって来ます🚚
ココには隣の音更町・上士幌町・鹿追町と
合わせて5農協分のじゃがいもが
集約されて来るそうで、最盛期には
1日400台のトラックが行き交うらしい。↑運ばれたじゃがいもはこーして
次々に降ろされていって…
↑こんな感じで、いもの大きさや品質を
チェックする「受け入れ検査」に
まずかけられます。
こうして受け入れ検査を経たいもたちは
コチラの貯蔵庫へ↓貯蔵庫メチャメチャ広い!
この頑丈な扉の中に入ると…
中にはうずたかく積み上げられた
コンテナの数々。貯蔵庫内の温度や湿度は
じゃがいもの用途によって
調整されてるそうだけど、
この貯蔵庫では気温1℃、湿度90%以上を
保ってるらしい。
ちなみにココで保管されてのは
コロッケの原料になるじゃがいも。
この温度・湿度は、じゃがいもが発芽せずに
一番長く持つ温度なんだそうですよ天井にはスプリンクラーみたいなのがあって、
ココから加湿されてるみたいですね。
↑別の貯蔵庫も見せてもらいました。
こっちは出荷間近のじゃがいもらしく、
ほぼ常温の状態で貯蔵。士幌の馬鈴薯コンビナートには
こういう貯蔵庫が13棟もあるらしく南北に1㎞近く、ズラリと貯蔵庫が並んでます。
更に道外にも、埼玉県熊谷市に
3棟貯蔵庫を所有してるらしい
コレはちょっと意外だけど、
万一道外への輸送に何か問題が生じても
供給を切らさないようにするための
目的もあるみたいですね。
この巨大施設に貯蔵できるじゃがいもの量は
士幌が15万トン、熊谷が2万トン。
秋に収穫されるじゃがいもだけど、
通年での供給体制を維持するために
今年の秋収穫したいもは翌年10月まで
ココで備蓄されるそうです。
最後は「選果場」へ
出荷されていくじゃがいもが
ベルトコンベアーに乗せられていきます。反対側では選別作業中。
一方、選果場の反対側半分は
人の気配がほとんどなくて…
こんな感じでほぼ機械作業で
箱詰めと出荷が粛々と行われてます。
さすがに選別作業は人の手を使うけど、
まさに「工場」って雰囲気ですよねこうして箱詰めされたじゃがいもは
全国各地に出荷されていくのでした
…といった感じで駆け足ですが、
収穫されたじゃがいもの
その後を追ってみました。
僕らが普段当たり前に目にしてるじゃがいもも
こうしていろんな人の手によって
世に出て行くんですね~…。
勉強になります!
そんな士幌のじゃがいもをフィーチャーした
「しほろじゃがいもまつり」についても
いろいろ話を聞いて来ましたが、
今日からまた名寄に出掛けるんで
その後にまた紹介しますねー!
では行って来まーす!