TOYO Cheese Factory・前編。

カテゴリ/芽室町

さて地域の話題に戻りますが、

12月はふるさと納税の書き入れ時とあって、

僕の活動の中でもここのところ

ふるさと納税の返礼品取材が増えてます。

そんなワケで芽室町でも何件か取材しましたが、

その中の第1弾。

コチラに行ってまいりました!TOYO Cheese Factory。

チーズの製造工場になります。

まだ真新しい建物ですが…中に入るとこんな感じ↑コチラはVIPルーム。

なんか…オシャレ😲2階も開放的なオフィススペース。

いやーなんかステキな社屋ですね…

…な~んてオフィスに見とれてたら、

熱烈な歓迎いただいちゃいました!迎え入れていただいたのは、

代表取締役の長原覚(さとる)さん。

ではお話、聞かせていただきますね

このTOYO Cheese Factoryは、正確には

「東陽製袋株式会社」という会社の

食品事業部になります。

東陽製袋は昭和43年(1968年)創業で

今年で創業55年の会社になりますが、

つまり会社自体は、袋を作る業者さん。十勝は豆の一大産地ですが、

豆の袋とか牛の餌など、↑の写真のような

農産物のクラフト紙袋ってありますよね?

その製造販売をする会社になるのです。

でも…一体ナゼ製袋の会社が

チーズを作ることになったんですか?長原さんがわかりやすく

説明していただきました

こういう紙の袋は扱いやすく、

農産物の保管には優れてるんですが、

皆さん「フレコン」って覚えてるかなぁ?

前に雨竜のライスコンビナートに行った時↑こういう1㌧くらいの大型パックを

見せてもらったことあるんだけど、

近年はこんな大型の袋が主流になったり、

流通の形態が変わってきてるのが原因で

紙袋業界は年々右肩下がりの状況なのです。

そんな中でも東陽製袋は

芽室町という好立地にあることから

ちょっとずつ右肩上がりの状態は

維持してるらしいんだけど、

この先次世代に残せる「100年企業」

目指すためには、紙袋だけに頼らない

多角経営を展開する必要性がある。

じゃあ何をすべきか?

そんな模索の中、「持続性があって

地元に貢献出来るもの」ということで

長原社長が長い構想期間を経て形にしたのが、

このチーズ工場だったのです🧀

だけどチーズ作りって、

そんなすぐ簡単に出来るイメージじゃ

ないんすけど…💦ココでご登場いただいたのは、

専務取締役の七海(ななうみ)一樹さん。

社長が「チーズをやろう!」と決断した後、

従業員を鹿追町にあるチーズ工房の

研修に派遣したりしていましたが、

この七海専務も入社前には

よつば乳業で11年ほど勤務して

チーズ関係も携わっていたそうです。

他にも長年チーズ作りに関わっていた

製造責任者なども加わり、

スタッフもだんだん整ってくる中

一昨年2020年の3月に

このチーズファクトリーの社屋が完成。

同年7月からチーズの製造が始まりました🧀

 

ココでは自社のミルクタンクローリーで

市町村の垣根を超えて

十勝管内の4町村にある牧場まで

直接牛乳を集荷しに行けるのが特長ですが、例えばそのうち更別村の「七海牧場」

実は七海専務のご実家なんですが、

この写真の搾乳ロボットなど

最新式のシステムを

道内でもいち早く導入した牧場。

他にもオーガニック牛乳の生産に取り組む

広尾町の鈴木牧場など、

十勝管内で頑張っている

若手の酪農家を応援するために、

そういった牧場のこだわりの生乳を

チーズの原料として使ってるそうです

 

…1回でまとめようと思ったら、

情報量多くて長くなっちゃった💦

なので今日はココまで。

後半はまた明日にでもお話ししまーす