今日は中標津町の話題に移りますが、
皆さん中標津の特産品と言うと
フツー乳製品とか思い浮かべるでしょ?
でも、ちょっと意外な美味しいモノがあるってコトで
取材に行ってまいりました!向かったのは株式会社日翔。
なんかビニールハウスがいっぱい建ってます
まずはお話を伺いました。お相手は、左が専務の久保田實さん、
そして右が営業係長の石村裕也さん。「日翔」は元々建設業の会社ですが、
15年ほど前から椎茸栽培を始めたそうです🍄
ナゼ建設会社が椎茸…?って思いますよね?
実はその頃、北海道銀行が中標津に
新しく支店を出したそうなんですが、
当時の支店長が椎茸の生産がさかんな
道南の白老町から転勤されて来て、
中標津で事業として椎茸をやる人はいませんか?
と声を掛けて、その話に日翔が乗った…
という経緯なんだそうです
今中標津で椎茸作ってるのは
この日翔ともう1ヵ所だけなんで、
「町の特産品」とまで
言えるかどうかわかんないけど、
実はココの椎茸は、2014年の
「なまらうまいっしょ!グランプリ」で
優勝した実績を持ってるのです!
↓コチラがその時のニュースリリース。
「第5回なまらうまいっしょ!グランプリ」優勝は中標津町の「大判しいたけチーズ焼き」に決定!!
僕もしっかり表彰式に参加してますね
ココにはハウスが20棟設置されてて、
月平均25㌧、年間300㌧の生産を
目指しているそうです。
つまり1日換算だと800〜900kgくらいで、
これは道内3番目くらいの規模らしいですよこちらで生産された椎茸は
基本的に道内に出荷されてるそうだけど、
「トライアル」ってスーパーあるでしょ?
あそこで売ってるのはほとんど
ココで作ってる「想いの茸」っていう
ブランドの椎茸らしいですよ。
もしお近くにある方は、今度行った時
チェックしてみてくださいねそれから、全国の大きなイベントにも
ほとんど出店してるそうで、
石村さんは全国を股にかけて
半年くらい帰って来れない時もあったそうです💦
ちょうどこの日は千葉で
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」
ってイベントあったらしいんですけど、
社長はそちらに出張中とのことでした。
ちなみに社長はこんなイメージらしいです↓
じゃーちょっと、椎茸ってどんな感じで
作られてるのかのぞいてみますね👀こちらがハウスの中↑
ハウス内は常に、温度20〜23度・湿度90%
という秋ぐらいの気候が保たれてて、
季節関係なく年中生産されてるそうです…椎茸ってこんな風に生えてるんだ?
実は椎茸の栽培には「菌床栽培」と
「原木栽培」と2通りあって、
コチラは菌床栽培の方。この「菌床」(きんしょう)に生えてくる
椎茸を、全て手作業で収穫するんだってちょっとやってみますね
やり方は単純。
こーしてハサミで、極力根元から切る✂
いっぱい採れましたー♪
見てこの肉厚感!
ところでこの「菌床」って一体ナニ…?
実はこれ、元はおがくずから出来てます
↑このオレンジ色っぽい粉が椎茸の菌ですが、
こうしておがくずに栄養分と菌を入れ、
100℃の窯で6時間ほど蒸して固めるそうです。その後、菌が繁殖して一旦真っ白になって…
またきれいな茶色になった時、
椎茸が出てくるそうですよ🍄
その間、およそ100日。
こういう菌床が、1つのハウスの中に
約14,000個ほど入ってます。
ちなみに菌床は、
一度使った後1週間程度休ませて
2回までは使い回し出来るそうですね。
更に役目が終わった「廃菌床」も
肥料になるので、農家さんが引き取りに来て
再利用されるらしいですよ
せっかくなのでパッキング作業も見学👀
こうしてひとつひとつ
丁寧に仕上げられた「作品」がコチラ!いやーマジ美味そう!
気になった方はコチラのサイトをチェック
ふるさと納税の返礼品にもなってるんで、
でもぜひチェックしてくださいね
ちなみにコチラの日翔さん、
大手イベントでよく出店すると書いたけど、
そういうフェスとかで出店する場合
自分で居酒屋持ってた方が店を出しやすいらしく、
2年ほど前からアンテナショップ的な
お店を出したそーです。
…というコトで、そちらで
絶品料理を味わって来ましたが…
その模様はぜひインスタで!