昨日の話、続けますね![]()
計根別の住民の皆さんが集まっての
かぼちゃ収穫作業を紹介しましたが、
この作業は収穫の時だけじゃなくて、
実は春先から継続的に行われてるんです。
これは種まきの時の写真。
中標津農高でやったみたいですね。
農高の高校生たちが、計根別学園や
計根別幼稚園の子ども達に指導してます![]()
そしてこちらはその後、ある程度
育った苗を畑に移植する作業。
雨竜でも似たようなことやったから、
大体分かる![]()
そしてココでも農高生たちが
ちびっこ達をリードしています![]()
こうして見事に育ったかぼちゃ🎃
収穫から約1週間後、計根別の人達が集まって
ランタン作りが行われました。
僕は残念ながら滞在期間が終わってたんで
参加出来なかったけど、
楽しげな写真がたくさん送られて来たんで
紹介させていただきますね![]()
ちびっこから大人まで
老若男女が集まって行われたランタン作り。
僕やったことないんだけど、ランタンって
こーやって作られるんですね![]()

ちっちゃい子達も頑張ってます!![]()
↑農高生たち。
ハロウィン気分出てますねー![]()
こうしてみんなで作業した結果、
こんな感じに仕上がりましたー!↓
中にはこんな「作品」も↓
これスゴいな~!![]()
もはやアートの域ですよね![]()
そしてこんなのも↓
…あれ、どっかで見たような顔…(笑)。
そしてこれらのランタンは、
その日のうちに計根別地区内の
道路沿いや公共機関・学校・バス停など
至るところに飾られて、
10月末のハロウィン当日まで
ライトアップされるのです🎃
↓「B・Bランタン」もライトアップ![]()

こうして毎年行われている
計根別のランタン作りなんですが、
どういった狙いや想いが込められてるのか、
この方に詳しくお話を聞いてきました![]()
かぼちゃの収穫作業を指揮していた、
細谷俊輔さん。
「みんなの景観なかしべつプロジェクト」、
通称「みんなか」の「かぼちゃランタン部会部長」
という立場になります。
「みんなか」は中標津町全体の
景観を守っていく活動で、
計根別以外にも
市街地にある白樺並木の保存・調査活動や
北海道遺産にも登録されている
「格子状防風林」を守っていく活動など
様々なことを行っています。
プロジェクト立ち上げ当初は、
「まちの景観づくり」と言っても
何をしたらいいのか手探りだった細谷さん。
活動内容を模索している中で、
まずはみんなが自分達のまちに
親近感を持ってもらうために、
自分達でまちをキレイに楽しくしていこう!
そのためには、例えばこういう
かぼちゃランタンみたいな物を
作って飾り付ければ、もっと住民が
自分達のまちに目を向けて
気にしてくれるのでは?
という発想が浮かんだそうです💡
それから、計根別は小さな地区の中に
幼稚園・小中学校・高校と全部揃ってる
貴重な環境があるにもかかわらず、
それまでいろんな世代の子ども達が
一緒に活動することがなかったそうで、
そういった一緒の活動機会を作ることで
自分達のまちを楽しみながら
「守っていく」きっかけになれば…という
細谷さんの意見もあって、2018年から
このかぼちゃランタン作りが始まりました。
コロナの間も感染対策をしながら
活動は続いて、今年で5年目になるそうです。
計根別生まれ・計根別育ちの細谷さん。
ご自身にも小学生のお子さんがいるそうで、
子ども達には縛られることなく
どんどんやりたいことをやって
羽ばたいてほしいという想いがある一方、
もし何かあって心が折れそうになった時
「戻って来る場所」が残っているように、
自分の地元を未来に繋げてあげたい。
そのためには「郷土愛」を育てていくのが
重要なんだ、という信念が
お話を聞いて強く伝わってきました![]()
子ども達が成長して故郷を離れたとしても、
自分に子どもが出来た時に
子どもの頃の記憶がよみがえって、
自分の育った場所に戻って子どもを育てたい
という気持ちを少しでも持ってくれれば、
地域を守っていけるかな、と。
このかぼちゃランタンの活動も、
そういった想いが込められているのです![]()
今年度はこの計根別や、芽室の上美生など
小さいながらも地域活性化を頑張ってる
地域でお話を聞く機会が多いんだけど、
やっぱりどこでも根っこは同じで
この「郷土愛」を育てていくことこそが、
過疎に悩む地域を守っていくために
重要なんじゃないかと感じますね![]()
この計根別地区の活動、これからも
引き続き注目していきたいと思います!
ちなみに「みんなか」のFacebookでも
この模様は紹介されてまして、
僕の写真をカバーに使ってくれてるんで
ぜひチェックしてみてくださいねー!
↓