インディアン水車。

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水族館の話、続けます。

水族館のいろんなゾーンを見せてもらった後

案内役の日原さんに連れられて向かったのは、

一番下の地下2階。何やらミステリアスな通路を抜けると

そこにあったのは…水中観察ゾーン。

実はこの水族館、千歳川に面してましてこの観察ゾーンはこんな所にあるのです↓取材時はこんな感じで↓あんまり魚はいなかったけど、

秋のシーズンには上がってきたばかりのサケが

自然の川の中で泳いでるのを

リアルにのぞける水中観察窓なのです↑コレは画面上の動画ですけど、

ちょうどこんなイメージ。

 

ちなみに水族館の外には

ある意味千歳のシンボル的な存在も

あるということで、見に行ってみました

それがコチラ!インディアン水車。

もうちょっと寄ってみると…こんな感じの装置です。

ご想像の通り、この水車は川で

主にサケを捕獲するために開発されたもの。

海でのサケ漁は定置網が知られてますが、

川で捕る場合はこういう装置も使われてて、

全国で5ヵ所ほどある中のひとつらしい。

(ちなみに川でのサケ漁は、

許可を取らないと違法になります

ここで千歳とサケとの縁の話ですが、

その関係は古くからあって

千歳川には昔からたくさんのサケが遡上して

人々の重要な食物になっていたことが

縄文遺跡などからも判明してます。そして日本のサケの人工ふ化放流事業も

千歳が起源らしいですね

 

ちなみにこの水車、なんで

「インディアン」なんでしょうね?実はこの「インディアン」とは

アメリカのインディアン、つまり

ネイティブアメリカンが由来なんだとか。

19世紀末にアメリカからこういった技術を

日本人が学んで持ち帰った時、

水車の視察をした場所が

ネイティブアメリカンの居住区だったことから

「インディアンが使っていた水車」

という説が広まったらしいんですが、

実際使ってたのは北欧系の移民などらしい。

なのでホントはインディアンとは

直接的には無関係らしいですね

ちなみに正式名は「捕魚車」だそうです

このインディアン水車は常設じゃなく

7月中旬~12月上旬まで設置されて、

漁が始まる8月下旬以降、

遡上して来るサケを全部捕獲するそうです。

サケが群れで上がってくるのは9月以降だけど、

実はもうサケは上がって来ていて、

今年の第1号は7/17だったらしい↓9月・10月はサケ遡上のピークなんで、

ツアーが行われる10月中旬なんかは

まさにピーク真っ只中、ってコトになりますね

まぁ、相手は自然なので

絶対に見られるという保証はないんですが…💦

ちなみに去年の捕獲量は587,000匹で、

1888年以降130年以上の歴史の中で

最大の捕獲量だったそうで

今年も予報としては、去年と同じくらいの

サケが上がってきそうらしいですよ♪

コレは楽しみ!

遡上してきたサケがピチピチ飛び跳ねてる姿、

みんなで一緒に見てみたいですね~!