まだまだ芽室町の話、続きます!
今回は遅ればせながら、
1月に訪問した時のお話。
芽室の市街地を抜けて
国道を帯広方面に向かうと、程なく
右手に巨大な工場が見えてきます。大きな煙突が特徴のこの工場。
コチラの会社の施設になります↓日本甜菜製糖株式会社。
当ブログの愛読者の皆さんなら、
読み方と意味はお分かりですよね?
「甜菜」は「てんさい」、つまり
砂糖の材料となるビートのこと。
砂糖の原料は主にサトウキビと
ビートがありますが、
道東の十勝やオホーツク地域は
ビートの一大産地なのです。
そんなワケで芽室にも製糖工場がありまして、
そちらを見学させていただきました!
ご案内いただいたのは、
総務課の中山修課長(左)と
北井雄大さん(右)。
総務課長さん、いつぞやは「麻生」の
読み方の件でお世話になりました!まずは基本的な情報の予習から。
北海道内には、砂糖を作っている会社が
この日本甜菜製糖の他に
ホクレンと北海道糖業の3社、
計8工場ありまして、
「日甜」(ニッテン)は「スズラン印」、
「北糖」(ホクトウ)は「ほのぼの印」
のブランドでそれぞれ知られています。
日甜は104年前の大正8年(1919年)創業。
歴史ありますね~
この芽室の工場は昭和45年
(1970年)に完成したそうで、
現在は芽室の他にも道東の美幌町・
道北の士別市の3つの工場で
砂糖を生産しているそうです。
工場もちょっと見学させてもらいました
工場には、十勝管内の6市町村から
例年だと原料のビートが
年間約100万トン運ばれて来るそうですが、
その原料から出来る砂糖の量は約16~17万トン。
つまり、約1㎏のビートから
160~170gの砂糖が採れる計算になりますね。
製糖の作業は10月頃から始まって
7月上旬頃まで続いていくそうです。
コチラは中央操作室。
工場内の計器はほとんどここで制御されてるから、
工場の中にはほとんど人がいないらしい😲巨大なタンクがズラリと並んでますが、
コチラは「効用缶」(こうようかん)
と呼ばれる施設。工場を訪れた1月下旬頃の時期は
煮詰めた糖液を砂糖にしていく行程が
行われてたんだけど、
この効用缶では、中に糖液を入れて
グツグツと煮詰めていく作業が行われてます。
更に工場内を進み…今度は「結晶缶」と呼ばれる、
最終的に砂糖を結晶化する施設を見学。詳しい理屈はよく分かんないけど💦
濃度90%くらいで真空にすると
砂糖が結晶になってくらしい😲
この日は時間も限られてたんで
ザッと見させてもらっただけだったけど、
もし砂糖の出来る行程にご興味ある方いたら
コチラをご覧ください
こうして出来上がった砂糖を
出荷まで貯蔵しておく施設が…コチラの「シュガーサイロ」。
高さは30m。
この中には3万トンの砂糖が入るそうです!
ちなみに芽室工場で製造してるのはこのグラニュ糖が主。
スズラン印のグラニュ糖、
スーパーなんかでよく見かけますよね
あとはスティックシュガーとか
オリゴ糖なんかも作ってるそうで、その3点を揃えた↑のギフトセットは
芽室町のふるさと納税返礼品にも
なってますよ
そんな感じでちょっと駆け足取材でしたが、工場では皆さんファイターズを
熱心に応援していただいてるようで、
サインの要望いっぱいいただきました!こうして遠くからみんなで
応援してもらえるのってありがたい
皆さんも今度スーパーの砂糖売場行ったら
「スズラン印」探してみてくださいね