浦河の気になるお店シリーズ #12。~長寿庵&ちとせ編~

カテゴリ/浦河町

今日は久々に

「浦河町の気になるお店シリーズ」

浦河での活動が長いので、

このシリーズももう第12弾となりました(笑)。

さて、今回ご紹介するのは

札幌から浦河に向かうと、市街地に入る

少し手前にある堺町地区のお店。

国道沿いに、こんな建物があります↓手前がそば屋さん。

そして向こう側がうどん屋さん。

そば屋さんとうどん屋さんが並んでるのって、

なんか珍しくないですか?

そんな訳で前からちょっと気になってたけど、

町の方にも人気のお店ということで

今回お話を聞きに行って来ました

 

まずは手前のおそば屋さんから。お店の名前は「長寿庵」ご主人の菊池吉弘さんと、

菊池さんの娘さんの藤谷紘子さん

主にこのお二人でお店を営業されてます。店内はこんな雰囲気。菊池さんにお話を伺います。

菊池さんはここでお店を始めて24年。

実は53歳まで郵便局に勤務されてましたが、

元々飲食関係をしたいと考えていて、

札幌にあるそば屋さんで修業を積んだのち出店。

娘さんの藤谷さんもその後同じ場所で

そば作りを習い、今はお二人を中心に

お店をされています。

おすすめメニューはこちら!一番人気はえび天そばえび天ざる

ご覧の通り大きな海老が二つ乗ってて

プリップリです

そしてもうひとつ、こちらもオススメ↓海鮮そば

ツブ・イカ・ホタテのほか、

上に乗ってるのは「マツモ」という海藻。

マツモの食感が良くて美味しい

他にはないそばで、こちらも人気だそうです。

ちなみにそばの麺は、黒い「田舎そば」と、

白くて細い「更科そば」の2種類から選べます。

更に、1日5食限定で「10割そば」もありますよ

営業時間は11:00~15:00(日曜定休)。菊池さんは御年77歳ということで

遠くないうちに引退も考えているようですが、

菊池さん曰く、たぶん娘さんの藤谷さんが

お店を継いでくれるんじゃないか、

とのことでした

まだまだ元気で頑張ってくださいね!

 

続いてはこちらへ。奥にあるうどん屋さん「ちとせ」店内はこんな感じです↑ご主人の小椋秋男さんと、奥様の千鶴子さん

ちとせさんは、ココで店舗を始めて7年目。

つまり長寿庵さんより後に始めたことになるけど、

そば屋さんと並びになったのは

「たまたま」だったようです(笑)。

小椋さんですが、実は長寿庵の菊池さん同様

以前は消防署で勤務されてたんだとか

どちらも50歳を過ぎてからの独立、

しかも公務員から。

勇気の要る決断だったと思います。小椋さんがうどん屋さんを始めたのは、

以前お子さんが小学生の頃、

レシピを持って来て自宅でうどんを作ったのが

きっかけなんだとか。

そこで生うどんの美味しさに気付き、

その後も家で作ったり、地方へ行くたび

うどん屋さんが気になって訪れたり。

そうしてだんだんうどん作りにハマっていき、

ほぼ独学で学んで開店したそうです。お店はいつもご夫婦2人のみで営業。

奥様の千鶴子さんも、いつもビシッと

着物姿でお仕事されてますが、

以前は車のディーラーなどのお仕事で、

お二人とも飲食関係は初めてだったそうです

店の営業は11:00~14:30(火水定休)

営業日はいつも朝4時に起きて

4時半からお店でうどんを打ち始めるそうですが、

小椋さん曰く、元々消防の仕事は時間が不規則なので、

早起きは苦じゃないらしいですこちらでもおすすめメニューを聞きました

まずはコチラ!えび天うどん

主に年配の方に人気があるそうですが、

若い年代の方にはコチラ↓とり天うどんが人気だそうですよ

そしてもうひとつがコチラ!釜たまうどん

釜たまうどんはよく見るけど、

添えられてるバターと黒胡椒を混ぜ合わせると…なんとカルボナーラ風に♪

なんかちょっと斬新

結構ハマる人もいるようで、

なかなか人気だそうです

北海道の小麦粉「きたほなみ」を100%使い、

美味しいうどん作りにこだわる小椋さん。

うどん作りは気候などによって

水と塩の加減の微調整が必要な、

とっても奥深い世界のようです。

この辺にはうどん屋さんは意外に少なくて、

浦河町内ではココだけ。

日高管内でも2店舗くらいしかないそうですよ

浦河にお越しの際、麺が恋しくなったら

ぜひ堺町のこの2店舗を訪ねてみてくださいね