212物語海外編 Part6~マスコット殿堂博物館・後編~。

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昨日の続きです。

館内はホント、いろんな展示物が豊富。これ何のキャラだったっけ?

たぶん有名なマスコットだと思うんだけど、

説明ボードが白飛びしちゃって読めない殿堂入りしてないキャラも含め、

いろんなマスコットが実際に使用した

ユニフォームや靴なんかが展示されてますが…え~~~と…

ちょっと言いづらい部分もありますが、

変に遠慮せず言いますね。

マスコット達の「ヘッド」(頭部)部分も

堂々と展示されたりしてます

正直最初にこれを見た時は

「…あ、そのまんま見せちゃうんだ」と

軽いカルチャーショックを受けました。

 

更に驚いたのは次のコーナー。

この施設は日頃、子ども達を中心に

多くの見学者が来場してるようなんですが、

特に子どもをターゲットにしたと思われる

コーナーがありました。「ファー(毛皮)をさわってみよう!」

僕らもよくちびっこ達が腕とかさわって、

「ふわふわ~♪」とか言われることあるんで、

コレはよく分かります↑コレは穴の中に両手を入れて、

中にある物を拾ってみよう、というコーナー。

ご存知の通り、僕らの手は普通の人間より

太いしモフモフなので、

小さいモノ、薄いモノを拾うのに苦労します。

その感覚を実体験してみよう、という趣旨。

…だんだんディープな領域に入っていきます「重さはどのくらい?」

ヘッドが2つ置いてありますが、

これを実際に被ってみて

マスコットの頭がどのくらい重いのか、

視界はどの程度なのか、

またどのくらい「息苦しいのか」を

子ども達に体験してもらうという次第。更にコチラは、ココに掛けてある重しを

背負った上で画面と同じ運動をしてみて

マスコットの衣装を着て動き回るのに

どの程度体力を使うのか、

を実体験するコーナー。

他にも、マスコット衣装の「製造」の様子を

ビデオで紹介するコーナーなんかもありました。

…なかなかディープでしょ?

現実的なことを言うと、

マスコット衣装のクオリティは

日本製が間違いなく世界一です。

アメリカ製に比べて格段に機能性が高い。

なので、ココで実体験した

マスコット衣装のあれこれが

マスコットの世界の全て、

という訳じゃないけど、

子ども達に対して、ここまでアケスケに

マスコットの「内側」を紹介しちゃうの?

という驚きがあったのは否めません。

 

…ココから先はホント賛否両論あると思うし、

特に日本では「否」の反応が多いことも

充分予測できるんで、あくまで僕の

個人的な意見として読んでくださいね

 

いろいろカルチャーショックはあったけど、

ただ、正直僕は必ずしも全てに対して

否定的には捉えなかったんですよね。

子ども達に対する「夢の与え方」として、

コレはコレでアリなんじゃないか。

ぶっちゃけそう思いました。

日本の場合、マスコットの世界の

内側の部分を公にするのは

絶対的にタブー視されてますよね。

それはサブカルチャーがさかんな

日本の国民性が影響してるのか、

マスコットにファンタジーな世界観を

求める人が多いと言うか、

それが当たり前という考え方が

支配的だからだと思うんです。

それに対して、アメリカのマスコット界は

スゴく現実的だな、という印象。

マスコットを、選手や各種パフォーマーや

俳優なんかと同じく、

ひとつの「職業」として扱ってる感じがします。

昨日のブログで紹介した

「マスコット殿堂実行委員会」

のメンバーにしても、

「〇〇のマスコットをやってました」とか、

もしくは現役でやってます、と

堂々と言っちゃってる。

実はアメリカでは、こういう例多いです。

というコトは、それを見る側も

何の違和感もなく受け入れてるんでしょうね。

今の日本でそんなことしたら

大炎上必至だと思いますが

 

正直、コレは絶対的な正解のないテーマで

どっちが良いのか?正しいのか?は

受け取る側の考え方次第。

ただこの日米の考え方の違いは、

マスコットの歴史の深さであったり、

「マスコット」という存在に対しての

社会全体からの認知度や

リスペクト度合いの差が

影響してるんじゃないかな、

とは思いました。

マスコットをあくまで

「夢の中の存在」として見せるのも、

「将来なってみたい職業」のひとつとして

子ども達に夢を与えるのも、

それぞれアプローチが違うだけで

どっちもアリなんじゃないか。

…と、「僕は」考えてます。

ただ、僕がコレを実際にやるかとなると

それはまた別問題だな~…とか

まだ時代が早すぎるだろ!とか

いろいろモヤモヤ考えてましたが

 

ついつい長くなっちゃった

色々衝撃的な部分もあったけど、

この博物館全体としては

すごくテーマパーク感があると言うか

子ども達にワクワク感を届けよう!

ってテーマを全面的に打ち出してましたねATMの機械もモフモフ(笑)。

左はこの博物館自体のマスコット、レジー

いかにもアメリカー!な感じのキャラ 有名な映画をパロったポスター(笑)。

よく使われてる「fur」という言葉は、

動物とかキャラクターとか、

そういうモフモフした生き物を指します子ども達がはしゃいでる間、

親御さんに休憩しててもらう椅子も、

「ペナルティーボックス」と命名しちゃう

こういうユーモアもアメリカらしい(笑)。屋外のサインもこんな感じ。

とにかく徹底してました

 

この日は本当、色々考えさせられました。

日本でもこんなの出来たらな~とか、

いやいや、文化的にムリだろ?とか。

館長さん曰く、将来的には世界中の

マスコットを対象に広げていきたい、

ってことだったんで、

その後日本球界にも話を繋げようと

試みたりもしたんだけど、

いろいろ大人の事情もあるようで

話が進んでません

いつかそのうち、僕もココに

呼ばれるようなことがあればいいな…

なんて夢は見てますが、

一体いつ実現するのやら

ただ、もしご興味ある方いましたら

コロナ明けで海外旅行が解禁になったら、

ぜひ一度訪れてみてくださいね

楽しい思い出になるのは保証しますよ

MASCOT Hall of Fame

 

海外の話、もう1回分ありますが

コチラもなかなか

予想の斜め上の場所に行ってます!w

コメント

13 件のコメント

  • いく より:

    マスコット体験ゾーンは
    高齢者や妊婦の大変さを体験する
    ゴーグルや手袋、重りと同じ趣旨ですね。
    想像するだけでもマスコットは本当に大変な職業だと思います…。
    子供に夢を与え続ける日本と
    早くから自立を促すアメリカの
    国民性の違いでしょうが
    私も自分の大好きなマスコットが
    どういう人なのか知ることは
    悪くないと思いますよ😃
    予想の斜め上いく場所がまだあるの⁉️
    楽しみにしてます❤️

  • ジャイ子 より:

    B☆B様お疲れ様です。
    素敵な博物館なんですね。

    子供から大人まで幅広い人達に 夢を…もつ日本 でも マスコットの体験は出来なくても
    某テーマパークみたいに マスコットの部屋みたいに B☆Bの私物展示みたいな
    服とか靴を見せてもらうのは できそう🤣 あと 最後の看板とかも 北広島には使えそう🤣
    また 北海道も🚨緊急事態宣言🚨でるから B☆B様も気をつけてくださいね

  • ましょ より:

    面白いですね~いつの日が訪問してみたい場所ですねえ!オープンな考え方、嫌いじゃないです笑
    日本のマスコット界、ファンとして夢見ていたいのもわかるし、現実的なのも面白い。12球団のマスコ集まって自分の声で語り合うとか、いつか見てみたい気もする。すごい絵面だなって笑
    そういう現実的じゃない今のままでも、夢もあるし想像も広がるしそのままでいてほしい気持ちもある。この先どう変わってくか楽しみになりました😊こういうディープな話、好きです笑笑

  • くま牧場長 より:

    こんばんは、くま。一枚目の写真誰?なぎら健壱?わからないよ。博物館の展示、なんとなくそういう内容もあるのかなとは感じてた。イギリスでも「元○○だった」という触れ込みで選挙に当選した人もいるみたい。僕個人としては「否」だね。それでマスコット好きになったわけじゃない。現実から離れられるからマスコットは面白い。甲府のヴァンくんは甲斐犬がたまたまでっかく産まれちゃったという話だけどそういうのでいいと思う。B様のことも野球の上手いひぐまと思ってる。これからもずっとそうしていく。プロレスのマスクマンを素顔呼びで話す人も受け付けないしなあ、僕。それとは別にマスコット博物館は行ってみたいけどね。紹介してくれてありがとう。でもB様には野球殿堂入りしてほしいとは思ってる。一頭のくまとして殿堂入りしてほしい。正岡子規みたいにプレイヤー表彰以外も枠あるじゃん。B様ならいけると思うけどなあ。
    次回の斜め上も期待してる。今回の博物館ネタは本当に凄かった。

  • MAYU より:

    すごく面白い施設
    こんな施設あったの全然知らなかったし、行ってみたい!!
    日本だと厳しそうだけど、マスコットさんだけじゃなくご当地キャラさんなんかも色んな意味でレベル高いですよね
    日本に施設があったらB☆Bくんは間違いなく殿堂入りだと思うけど。
    モフモフ体験とか楽しそうって思いました♪

  • しの より:

    マスコット体験、同じ土俵に立ってどう感じるかですよね。
    個性を出すのは大変だし、どこを目指すのか。
    職業として考えるには生半可なものじゃないしね。
    魂が一つだったりふたつだったりしてもひとりの不動のキャラを演じる夢の国みたいなのもあるし。
    私にとってのBBは特殊で唯一無二ですのでこうして交流できるのは嬉しいですね。
    しかし、コロナはしつこいね。

  • ふーみん より:

    B☆B、おつかれさまです!
    白飛びボードで名前が分からないマスコットですが、調べてみると、「Jacquot」(ジャコット)というオウムのマスコットです。
    1970年代に、セントルシアという島国では、オウムが絶滅の危機に瀕していて、オウムの存在に関するソーシャルマーケティングキャンペーンを展開しているときのマスコットがジャコットです。
    博物館のオープニングイベントで呼び寄せたそうですよ。
    .
    B☆Bが考えると、明け透けな部分は、日本でもマスコットと同様に、スーツアクターという職業がありますね
    戦隊もので、本来の役者の代わりに敵と戦っている方々です。
    職業柄、顔を見せない影の存在ですので、地位としては低く見られがちですが、スゴい方々ばかりです。
    唐沢寿明さんは仮面ライダーのライダーマンやショッカーを演じていたことで知られ、逆手にとってスーツアクターの映画で主演もされました。
    .
    B☆Bもマスコットのことを知ってもらうために、映画を作ってみるのはどう?
    B☆Tubeの延長版と捉えて、短編映画祭を目標にすると良いかもね!
    監督・脚本・主演 B☆B…待ってます(^_^)

    • B☆B より:

      >ふーみんさん
      情報ありがとうございます!
      画像検索してもほとんどヒットしない中、よく調べ上げましたね😅
      確かにスーツアクター(映画も見ました)に関しては、日本でも戦隊モノや怪獣関連の世界では比較的情報がオープンな印象があります。
      おそらく昔からの流れでそういう雰囲気になっていったかと。
      マスコットも、’90年代までブレービーやネッピーを演じていた島野さんに関しては、元選手という話題性もあり完全オープンでしたが、2000年代にマスコットの認知度が上がってきてからは、そういった情報は自然とタブー視される傾向になっていったと思います。
      いつかどっかで書こうかと思ってますが、マスコットって声優さんと似たような存在かな、って考えてまして。
      声優さんも昔は低く見られがちだった時代もありましたが、今は完全に地位を確立してますよね。
      あと何十年かかるかわかんないけど、マスコットもそういった存在になれればな、とは願ってます。
      …う~ん深いなー(笑)。
      これ、ホント大学の卒論とかのテーマに出来ますよ!😁

  • ぽるしぇ より:

    後ろ姿の写真はスライリィーじゃないの?親戚?
    世の中には3人似ている人がいるっていうから、そういうことなの?
    いろいろな解釈あるし、いろいろあるんだね…でもやはり【生首】はコワイ💦
    靴や服までです💦夢に出たらコワイ💦

    • B☆B より:

      >ぽるしぇさん
      後ろ姿って映画のポスターの?
      コレはフィラデルフィア・フィリーズのマスコット、「フィリー・ファナティック」です。
      スラィリーとはホント似てますが…どちらかと言うと、ファナティックの方が元祖かと😁

  • ぐりくま より:

    B☆Bこんばんは(^^)

    マスコット殿堂博物館面白そう!!と思いインスタグラムのアカウントを見つけたので色々と探っていたら
    shelldontortugaという亀のマスコットがなかなか派手にやっててフォローしちゃいました(笑)
    日本でいうとカラスコのような破天荒さ!(懐かしい)
    英語が読めないので(たぶん)フロリダの球団のファームマスコットらしいです(^_^;)

    アメリカの、様々な職業に対してのリスペクトは日本では時々、おぉ??となることがありますが、言葉はわからなくても動画を見るだけで彼らのたどってきた道をほんの少しですが感じられました。

    マスコットの魅力は言葉を超えた交流ができることだと思います。なんかの拍子にアメリカに行くことがあったら競技問わず、まずはそこにいるマスコットたちと握手するところから始めてみたいなぁと思
    いました!

    あのマスコットのモフモフコーナー日本にも欲しいですね(^_^;)
    東京のつばめさんはチクチクしててびっくりしたことがあります(笑)

  • はっせん より:

    B☆Bこのテの話に抵抗少ないのは昔のコラム読んでも分かるけど、周囲の反応は悩ましい問題。
    時代や地域はもちろん個人や企業でも色々考え方・感じ方の違いがありますからね。
    (B☆B’sコラムの内容でもアウトな所もあるでしょう)
    私自身は賛成派ですね。
    初対面のマスコットに「〇〇さんが演じるなら」と会いに行くような事が堂々とできる世界。
    (正直私は既にやった事があります)

  • 1483 より:

    前にお伝えしたけれど
    あなたの目線に立ちたすぎて
    某スーパーのマスコット憑依志願し
    年1回でしたが3年ほど
    憑依する機会を賜りました

    見向きもされない一般人が
    急に人気者になり
    しかし素直に甘えられない
    ちびっ子は力技で勝負を挑んでくるし
    見えない位置にいるちびっ子を
    踏みそうになるし
    動きの制限や湿度などなど
    ほんとあらためて
    あなたの凄さを実感しました

    マスコットという職業には
    どうやって就けるのかわかりませんが
    あなたのこのブログやコラムは
    マスコットに憧れる人にとって
    ガバッと開いた窓口になっているのは
    間違いありません

    簡単には言い表せないけど
    未来のマスコットの歴史を紡ぐ
    マスコットそれがB⭐︎B!

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