では京極町の話題に戻りますねー。
今回紹介するのは、京極の名産である
「水」に大いに関係する場所💧
コチラにお邪魔しましたー↓京極麦酒。
「きょうごくビール」と読んでください。
まだオープン間もない、
真新しいクラフトビールの工場です🍺
市街地の住宅の中にあって
特別大きな看板もないから、
最初見逃しそうになりました
ツアーではこちらも訪問予定ですが、
どんな場所なのか、コチラのお二人に
詳しいお話をまず聞いてみましたよ👂右が醸造長の大曲茂生さん、
そして左が店長の美樹さん。
京極麦酒はこの大曲ご夫妻が経営されてます。
奥様のご実家は元々京極町ですが、
ご主人は福岡のご出身。
ご主人は元々ビール作りとは無縁で、
勤め先の企業から病院に派遣されて
「放射性薬剤」という特殊な薬剤を作る
お仕事をされていたとのこと。
全国各地いろんな病院に派遣されてる中、
札幌の北大病院に勤務していた時に
奥様と結婚されたそうです。
札幌勤務の後は福島県郡山市の
病院に転勤になったんですが、郡山在住時
買物帰りにたまたま食事に入った場所が
クラフトビールを作ってるブルワリー併設の
レストランだったそうなんですね。
そこでブルワリーも見学して
さらにちょうどその日はそこでマルシェもやってて、
地域の人達がキッチンカーなどで出店して
賑わってる様子を目にして、
ビールのある場所にみんなが集まってる
雰囲気に惹かれるものがあったそうです。福岡出身のご主人は結婚後に
初めて京極町を訪れたそうですが、
京極は水が有名で農産物も豊富な場所なのに
ニセコなどに比べると知名度も低く
「通過点」になってしまっている。
水を使った特産品も、まだそれほど
多くなかったのが残念に感じたそうです。
しかし郡山でブルワリーを見学した時、
クラフトビールなら水も使うし
地元の農産物を活かすこともできるから
「これは京極に合ってるんじゃないか?」
とピンときたそうなんですね💡
大曲さんの中には
京極にみんなが集まって楽しいことをする
「場作り」をしたいという想いがあって、
ビール作りが町の活性化にも繋がる。
それとビールの作り方を調べた時に、
元々やってた薬剤作りに似た部分があり
興味が強くなったこともあって、
クラフトビール作りにチャレンジしてみたい!
という気持ちが強くなったそうです
それが約3年ほど前の話で、
ご主人は1ヵ月後くらいには早くも
岩内町のブルワリーにビール作りの研修へ
そんな感じで動き出しは早かったんだけど、
ご主人の仕事が特殊な内容ゆえ、
すぐには辞められなかったそうなんですね💦
で、その間奥様が先に実家に帰って
物件を探し、この土地を購入。
そしてご主人が前職を辞めて
京極に移り住んできた一昨年6月くらいから
本格的に動き出して、去年9月に
やっと開業にこぎ着けたそうです。
…というコトで工場内を
ちょっと見学させていただきますねまずはタンクの並ぶこのスペースから↑
向かって左側には2つタンクがありますが1つ目のタンクで麦の糖分を取り出して…
出来た麦汁を2つ目のタンクで
加熱・殺菌などするらしい。そしてココのラジエーターみたいな装置で
麦汁を冷やした後は逆サイドにある4本の発酵タンクで
発酵させるそうです。
ちなみにビールには
「ラガー」と「エール」の2種類あって、
発酵の仕方や酵母の種類が違うらしい。
一般に市販されてる大手のビールは
グイッと飲みやすいラガービールで
低温で2ヵ月ほど熟成させるんだけど、
一方のエールビールは
少し高めの温度で1ヵ月くらい熟成。
香りが良くて、こういう小規模の
クラフトビールに合ってるんだそうです
そして発酵されたビールは
コチラの部屋にホースで運ばれてこのビールサーバーで瓶詰めされます↑
そしてコチラの機械でラベルを貼って
出来上がり!↑コレは道の駅で売ってた物ですが、
こんな感じになるワケですね
クラフトビールの製造は京極麦酒が
町内では初めてだそうなんだけど、
ビール作りに水はホント重要で、
水が美味しいのはもちろんのこと
製造や洗浄などいろんな行程で
水を大量に消費するので、
豊富な量の水があって水道代が安い京極は
まさにビール作りにはうってつけの場所
それと各地の地ビールが増えてる中、
「京極の美味しい水で作りました!」
というのは大きなセールスポイントにも
なりますよね
…というコトでツアーではこの工場見学も
行程に組み込んでるんだけど、
何せスペースに限りがあるので
5人1組くらいで見学してもらって、
その間他の人達には表でビールの
試飲なんかしてもらうのもアリかも?
なんて話も進めてますよ
それから取材の中で
「車で5分くらいの場所にホップ畑も
あるんですよねー」って話になりまして
ビールの原料がホップだってことは
みんな何となく知ってるかと思うけど、
ホップって実際に見たこと
あんまりなくないですか?
ならばツアーの時ホップ畑の見学も
入れちゃいたいなーと思って、
実際に畑に行ってみました↓「畑」って言うから平坦な場所想像してたら
ちょっと意外な山の中
奥様の実家が農家で、
そこの畑の一部を借りてるそうです。
一見あんまり畑っぽくないけど、高さ5mくらいのポールが立ってて
ポールの先にワイヤーが張られてる。
ホップはココに向かって弦を伸ばしていって
実を付けるらしいんですね。
言葉で説明しても伝わりにくいんで
去年夏の写真をいただきました↓
↑こんな感じ。
コレは去年7月頭頃の写真だそうで、
6月下旬のツアーの頃には
4mくらいまで弦が伸びて
グリーンのカーテンが見れるかな、
って感じだそうですホップの実はこんな感じだけど↑
6月だとまだ小さいのが付いてるかどうか…
って段階らしいですね。
そんな京極麦酒ですが、
去年秋の開業から売れ行きは順調のようで、
これから迎える初めての夏に向けて
一層知名度を上げるべく
イベントにもあちこち出店予定だそうです
ツアー参加の皆さんにもぜひ
手にしてほしいですね
ちなみに京極町内では道の駅や
スーパーなどで購入できますが、
札幌など周辺の市町村でも購入したり
一部ビアガーデンで飲めたりするそうです🍺
購入可能な店舗はコチラに一覧があって、
オンラインショップでも購入可能。
ふるさと納税返礼品としても申請中なので、
ぜひ全国の皆さんに応援してほしいですね