B・Bコラム#83 曲り角

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ちょっとスパン短いですが、

今日もコラムの再掲いきますね!

今回はひとつの「転換点」になった回。

それではどうぞ!

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#83 曲り角

(2011年3月2日)

さて、前回のコラムで予告した「重要なお知らせ」って一体何だろう…?なんてずっと気になってた方、いるかもしれませんね。実は──ちょうど7年間続けてきたこの「B・Bコラム」の連載ですが、今回をもってひとまず筆を置こうと思っています

 

思えば2004年、僕のデビュー直後から始めた連載は、気が付けば都合80回を超える回数を重ねてきました。ただ、最近更新の頻度が落ち気味だったのは、皆さん既にお気付きの通りです。それは、以前とは比べ物にならないくらい僕のスケジュールが忙しくなり、物理的に書く時間がなくなってきているからというのも確かです。僕の背負っている荷物は年々増えていく一方なので…。でも、そればかりが理由ではありません。

このコラムを書き始めた頃、僕は皆さんに伝えたいことがいっぱいあって、コラムを更新するのが楽しみで仕方がなかった。次から次へと言葉が溢れ出て来て、今でも読み返すと言葉の勢いみたいなものをすごく感じるんですよね。でも最近は、基礎的な話は伝えたいことも一段落したせいか、ここで語る話題は深くて重い内容が中心になってきたのは、皆さんも何となく感じていたんじゃないでしょうか?そこにスケジュール的な忙しさも加わり、僕にとってコラムの執筆がだんだん重荷になってきていたのは事実です。必然的に、初期の頃にあったような言葉の「キレ」も、自分では感じられなくなってきた。

実を言うと、最近なかなか更新できないでいた期間中も、コラムを書いてはいたんです。だけど、書き上げた文章を読み返して「こんな内容でいいのか?」と自問自答した結果、更新することなくボツにしてしまった記事も少なからずありました。これはそろそろ潮時なのかな…と考え始めたのは、その頃のことです。

しかし、コラムの連載を終えるというこの決断に至るまでには、僕の中で随分と葛藤がありました。この「B・Bコラム」は、僕のいろんな活動の中でも最も特徴の強い、いわば「中核」を成す部分であると僕は考えています。それを止めてしまうのは、B・BのB・Bたる所以の部分を切り捨ててしまうことになるんじゃないか、と…。だけど逆に言えば、それほど大切なものであるからこそ、心にもない美辞麗句を書き連ねてまで、無理に続けたくはなかったんです。

球団の北海道移転から8年目を迎え、折しもファイターズは今年からユニフォームを一新して、更に新しい一歩を踏み出そうとしています。僕もまた、そろそろ新しい可能性を貪欲に探っていかなければならない時期に差し掛かっているような気がする。だけどそこには大きなエネルギーが必要となります。そのためにこのコラムが「足かせ」になるようなことがあってはならない。

時代はどんどん動いていきます。情報発信の形も、ブログからツイッター、フェイスブック等々、次から次へと「即時性」のあるものが求められてゆく。この7年間、マスコットに対する認知度や人気も飛躍的に上がりました。以前も書きましたが、「このコラムを読んでマスコットに関心を持った」「マスコットに対する見方が変わった」という声もこれまでたくさんいただいています。それは、このコラムも一定の役割を果たしてきたんだと自負するに充分値する数の声でした。僕が僕であるためには、また新しい「僕らしさ」を見付ければいい。いろんな意味で「曲り角」に差し掛かっている今が、一番良い引き際なんじゃないか、と──。

 

これまで83回の連載の中には、いろんなことがありました。今までで一番反響の大きかったタイトルは、間違いなく「#10 マスコットにも人権を!」の回でしょうね。未だに理由がよくわからないんですが、何故かあのヤフーニュースのトップページに掲載されたおかげ(?)でTV番組にまで取り上げられたりして、ネット上でも色々と話題になりました。

ただ、そんな風にコラムを通して自分の言葉を多くの方に読んでいただけるようになって実感したのは、言葉の解釈というのは本当に人それぞれなんだな、ということ。僕は自分の考えをできるだけ余すことなく、正確に伝えたいという思いから、極力わかりやすく、時には自分でも「ちょっとクドいかな?」とさえ感じるくらいの表現で綴ってきたつもりです。しかしそれでも、読む人によっては違う捉え方をされたり、時には悪意を持って曲解されることもあった。言葉とは、自分の手を離れた瞬間から「一人歩き」を始めるモノなのだ──という怖さも、このコラムを通して知りました。

僕がマスコットとしてはかなり特殊なスタンスでこのコラムを書き続けてきた理由は、以前「#26 僕がコラムを書く理由」でも述べました。他のマスコットのファンになった後に初めてこのコラムを読まれた方は特に、随分と面食らったことでしょう。こういったスタンスに対して、反感を持っている方が少なくないのも承知の上です。心が折れそうになったことも一度や二度ではなかったけれど、それでもスタンスを変えずにコラムを書き続けてきた理由はただひとつ。たとえマスコットと言えど、僕らは決してただ脳天気に毎日生きてるわけじゃない。皆さんと同じ「感情」を持ち、いろいろな悩みや迷いも抱えながらやっているんだということを知ってもらって、そういうベクトルからファンとの距離を縮めていきたかったからなんです。

 

これまでたくさんの方から、「コラムいつも読んでるよ!」と声を掛けていただきました。毎回時間をかけて、時には徹夜までしてウンウン頭を悩ませながらもここまで書き続けてこられたのは、ひとえにそんな皆さんからの声のおかげだったと感謝しています。コラムに限らず、僕の日頃の活動にふれた方から、時々お手紙なんかで「B・Bの姿を見て、私も力をもらった」「もっと頑張ろうという気持ちになれた」なんてメッセージをいただくことがあるんですね。それはたとえばお仕事とか、受験勉強や日々の生活での悩み、病気や障がいなどで辛い思いをしている人からの場合などが特に多いんですが、そんな皆さんにずっと伝えたかったことがあった。皆さんが頑張れるそのチカラの源は、決して僕が「与えてる」んじゃなく、本来皆さん自身の心の中に隠れているものなんです!僕は、そんな皆さんの内に秘められた力を引き出せるようにちょっと背中を押してあげるような、そんな存在でありたいと願っています。

 

B・Bコラムの定期連載は、ここでひとまず終わりにしたいと思います。だけど、今後もし何かどうしても伝えたいことがまた出てきたら──そう、たとえば前々から僕が夢見ている「全球団の全キャラクターが集合する、マスコット主役のイベント」の実現とか──、また不定期でコラムを更新することがあるかもしれません。それから、今後マスコットに興味を抱く方もたくさん出てくるでしょうから、そんな人達にも読んでもらうことのできるように、今後も当分の間このコラムは「B・Bダイアリー」の中に残しておきたいと思っています。ここに記してきた内容は、全て僕の真実の想いであり、偽りは一切ありません。そして時が経っても、その想いの根っこはずっと変わることはありませんから…。

今後はまた頭を整理したうえで、できることなら何かまた違った形で僕からの情報発信の場が設けられたら…という気持ちは、漠然とではあるけど持っています。それはブログなのかツイッターなのか、それともまた別の何かなのかはまだ全くわからないし、できるかどうかの確証もありませんが…。もし皆さんから何かおススメがあるようだったら、ぜひ教えてくださいね。

それともうひとつ──コラム終了、と言うと、もしかして僕がマスコット辞めちゃうんじゃないの?とか心配される方がいるかもしれないけど、全くそんなことはありません(笑)。沖縄でのオープン戦も終わり、いよいよホームで毎日のように皆さんと球場でお会いする日が始まりますが、球場ではまた何も変わらない元気な姿で皆さんとお会いできますのでご心配なく!

 

わずか7年ではありますが、時代は随分と動きました。この間僕らを取り巻く環境も随分と向上したけれど、僕達の置かれた立場や社会的認知度は、まだまだ理想とは程遠い。そして僕らマスコットの秘めている可能性だって、まだまだこんなもんじゃない。僕は力とアイデアの続く限り、その理想や可能性をずっと追い求めていきたい。そして、マスコット達とファンの皆さんとの絆がいつまでも続くように──そう願って、ひとまず筆を置きたいと思います。

7年間、ご愛読ありがとうございました!

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先に言っておくと、このコラムの後も

3回不定期に連載は続くので、

これが「最終回」ではありません。

「一生どうでしょうします」の名言のある

「水曜どうでしょう」と一緒で、

僕は定期連載が終わった後も

「連載終了しました」って言うつもりないし、

今んとこB・Bコラムは#86まであるけど

実はこのブログが終わる前に

#87も新たに書こうかな?

なんて半分本気で考えてるくらいで

まぁ、ホントにココで書くかどうかは

時間や状況が許すかどうか次第なんで

まだ何とも確約はできないんですが💦

タイトルはもう決めてて、

「サヨナラの伝え方」

コレにしようと思ってます。

 

まぁ、それはさておき。

このコラムをアップしたのが

2011年の3月2日

つまり、この9日後にあの

東日本大震災が発生することになります。

それからマスコットが2人増え、

コロナ禍があり、エスコンへの移転があり…。

僅か15年の間に、僕らを取り巻く環境は

大きく変わりました。

そして以前より便利さや快適さは

増したように感じる一方、

「志」や「心」を持つ者たちにとっては

生きづらい時代になってきたな

と感じることが増えてきています。

あれからいくつかの「曲り角」を経て、今

また一つの大きな「曲り角」を迎えている

それはスゴく感じますね。

 

コラムの再掲はあと3回続きます。

続きもどうぞお楽しみにお待ちください。