ニセコペンション物語#3。~ビスターレ・カナ~

カテゴリ/ニセコ町

クリスマスを挟んでも

クリスマス感皆無のブログで恐縮ですが(笑)

引き続きニセコ町のペンション紹介

まいりたいと思います!

最終回となる今回は、コチラをご紹介↓ペンション&レストラン

ビスターレ・カナ。

場所はニセコ町市街地から車で約10分、

道道66号線からアンヌプリスキー場への

ちょうど入口にあります。

というコトでお出迎えいただいたのは

オーナーの山野美昭さん。イイ笑顔の山野さんに

早速お話を伺っていきましょー!

こちらのビスターレ・カナですが、

まず第一の特色は看板にもあるとおり

ネパールカレー

カレーってインドのイメージ強いけど、

確かネパールもインドのお隣でしたよねー

ビスターレ・カナは今から32年前、

1993年にオープンして

山野さんご夫妻で経営されてます。

山野さんは東京のご出身ですが、

大学は北海道の酪農学園大に進学。

農業に興味があったのと、

スキーがしたかったのも

道内の大学を選んだ理由のひとつで、

大学時代からスキー部で

バリバリ滑ってたそうですそして大学卒業後、

「暖衣飽食」の日本に疑問を感じたこと、

ネパールの自然環境・文化や生活環境に

非常に興味があったことなどから、

1984年、26歳の時に青年海外協力隊として

野菜の普及活動のためにネパールに渡航✈

その後3年間、ネパールに滞在しました。 その頃の写真が壁に貼ってありましたー↑

 

山野さんは大学在学中から

パウダースノーに惹かれて

ニセコのペンションでバイトしてたようですが、

ネパールから帰国後も

数年間ニセコのペンションに勤務した後

1995年にこの「ビスターレ・カナ」

オープンしました。

ちなみに「ビスターレ」は

ネパール語で「のんびり」という意味でもあり、

フランス語の 「ビストロ」にも似てますね。

そして「カナ」はネパール語で 「ご飯」

さらに奥様の名前でもあることから、

「ここに来てゆっくり・のんびり

していただきたい」という想いを込めて

ビスターレ・カナと名付けたそうですよ

 

ところで、「ネパールカレー」とは

どんなカレーなんでしょうか?

山野さんからいただいた

ネパールカレーの写真はこんな感じ↓さらにコチラは、ここのもうひとつの

代表的メニュー「ダルバートタルカリー」こっちはネパールの伝統的な「定食」で、

ベジタリアンカレー」的な存在らしい。

見た目だけじゃ僕にはインドカレーとの

違いはよく分からないけど、

インドカレーとネパールカレーでは

スパイスとかいろいろ違うらしい。

もしご興味ある方いたら、

詳しくはコチラをご覧ください

山野さんはネパール滞在中から

このカレーが好きだったんだけど、

ネパールカレーの作り方は

日本に帰国してペンション開業の

構想が具体化してきてから

日本に留学してたネパール人の友人に

教わりに行って、さらに奥様と一緒に

日本人に合うテイストも加えて

アレンジしながら、現在の味を

作り上げていったそうですよ

 

ではペンションのお部屋を拝見👀宿泊棟に入ってまず目に入ってくるのは

コチラのネパール国旗↑

ネパールの国旗って形に特徴ありますよね

そして面白いのが…各部屋の名前。

ネパールは北部のヒマラヤ山脈と

人の多く住む中部・南部に分かれますが、

ココも廊下を挟んで片側を山、

もう一方を街に見立てて、

それぞれ主要な山や街の名が付いてます コチラは山側↑そしてこっちが街側になりますね↑

 

部屋はツイン4部屋と

シングル2部屋の合計6室。↑コチラがスーペリアツイン↑ネパール風のシェードランプが

イイ味出してます↑そしてコチラはスタンダードツイン

宿泊料金ですが、

冬は1泊朝食付で一人あたりの値段が

スーペリアツインで大体¥15,000、

スタンダードツインが

¥12,000~13,000くらい。

シングルは¥25,000ほどになります。

ただしココも夏は3割くらい安くて

大体¥8,500~9,500くらいとのこと。

(正確な料金は直接お問合せください

冬季は今年は12月19日から営業開始して、

一番の繁忙期は12月下旬~2月末くらいまで。

客層も冬はやっぱり外国人が

8~9割くらいを占めるらしく、

オーストラリアやニュージーランドから、

そして最近は北米や北欧方面からも

みんなニセコのパウダースノーを求めて

やって来るそうですよ

逆に夏の来客は大半日本人だけど、

やはりここ数年は例によって

「ニセコ=高い」という風評被害で

日本人は少なくなってきてるそうです

 

続いてレストラン。さっきから山野さんに取材してたのも

こちらのレストランですが、暖炉があったり いろんな民芸品なんかも置いてあって

落ち着いたイイ雰囲気です

しかしこの日は行くとこ行くとこで

ピアノが置いてあったなぁ…↑ネパールの名峰

「アンナプルナ」の写真もありました。

コチラのレストランは、

冬季間は宿泊者のリクエストに応じて

宿泊者用の朝夕食のみ提供。

一般利用者への食事提供は

7月中旬以降土日祝日中心に

ランチのみ営業してるそうです。

(不定休なので、レストラン利用の方は

事前に電話での確認をおススメします

ペンションは予約状況次第では

3月中旬くらいには一旦閉めることもあって、

その後春~夏くらいまでお休み。

そして7月中旬くらいに再開して

紅葉が終わるくらいまで

夏季の営業をするそうです。

山野さんも現在67歳。

冬の間約3ヵ月間、夫婦2人で

ほぼ休みなしで仕事をしてるんで、

体力的なことも考慮して

山野さんは春、奥様は秋…と

休みをそれぞれ分けて取る形で、

ある程度仕事量をセーブしながら

自分達のペースで仕事してるそうです

年がら年中あくせく仕事に追われるより、

自分の好きなことをしながら

自然豊かな場所でマイペースで生きる。

こういう生き方って幸せですよね

僕もこんなスタンスで生きていけたら…

取材しながらそんなことを思うひと時でした

 

ニセコのペンション紹介は

ひとまず以上になりますが、

ニセコにはまだまだたくさん

魅力的なペンションがあります

皆さんもあんまりイメージに惑わされず、

リーズナブルで家庭的な温かさが味わえる

ニセコのペンションをぜひ一度

実際に体験してみてくださいね~!