京極麦酒。

カテゴリ/2025応援大使

では京極町の話題に戻りますねー。

今回紹介するのは、京極の名産である

「水」に大いに関係する場所💧

コチラにお邪魔しましたー↓京極麦酒。

「きょうごくビール」と読んでください。

まだオープン間もない、

真新しいクラフトビールの工場です🍺

市街地の住宅の中にあって

特別大きな看板もないから、

最初見逃しそうになりました

 

ツアーではこちらも訪問予定ですが、

どんな場所なのか、コチラのお二人に

詳しいお話をまず聞いてみましたよ👂右が醸造長の大曲茂生さん、

そして左が店長の美樹さん。

京極麦酒はこの大曲ご夫妻が経営されてます。

奥様のご実家は元々京極町ですが、

ご主人は福岡のご出身。

ご主人は元々ビール作りとは無縁で、

勤め先の企業から病院に派遣されて

「放射性薬剤」という特殊な薬剤を作る

お仕事をされていたとのこと。

全国各地いろんな病院に派遣されてる中、

札幌の北大病院に勤務していた時に

奥様と結婚されたそうです。

 

札幌勤務の後は福島県郡山市

病院に転勤になったんですが、郡山在住時

買物帰りにたまたま食事に入った場所が

クラフトビールを作ってるブルワリー併設の

レストランだったそうなんですね。

そこでブルワリーも見学して

さらにちょうどその日はそこでマルシェもやってて、

地域の人達がキッチンカーなどで出店して

賑わってる様子を目にして、

ビールのある場所にみんなが集まってる

雰囲気に惹かれるものがあったそうです。福岡出身のご主人は結婚後に

初めて京極町を訪れたそうですが、

京極は水が有名で農産物も豊富な場所なのに

ニセコなどに比べると知名度も低く

「通過点」になってしまっている。

水を使った特産品も、まだそれほど

多くなかったのが残念に感じたそうです。

しかし郡山でブルワリーを見学した時、

クラフトビールなら水も使うし

地元の農産物を活かすこともできるから

「これは京極に合ってるんじゃないか?」

とピンときたそうなんですね💡

大曲さんの中には

京極にみんなが集まって楽しいことをする

「場作り」をしたいという想いがあって、

ビール作りが町の活性化にも繋がる。

それとビールの作り方を調べた時に、

元々やってた薬剤作りに似た部分があり

興味が強くなったこともあって、

クラフトビール作りにチャレンジしてみたい!

という気持ちが強くなったそうです

それが約3年ほど前の話で、

ご主人は1ヵ月後くらいには早くも

岩内町のブルワリーにビール作りの研修へ

そんな感じで動き出しは早かったんだけど、

ご主人の仕事が特殊な内容ゆえ、

すぐには辞められなかったそうなんですね💦

で、その間奥様が先に実家に帰って

物件を探し、この土地を購入。

そしてご主人が前職を辞めて

京極に移り住んできた一昨年6月くらいから

本格的に動き出して、去年9月に

やっと開業にこぎ着けたそうです。

 

…というコトで工場内を

ちょっと見学させていただきますねまずはタンクの並ぶこのスペースから↑

向かって左側には2つタンクがありますが1つ目のタンクで麦の糖分を取り出して…出来た麦汁を2つ目のタンクで

加熱・殺菌などするらしい。そしてココのラジエーターみたいな装置で

麦汁を冷やした後は逆サイドにある4本の発酵タンクで

発酵させるそうです。

ちなみにビールには

「ラガー」「エール」の2種類あって、

発酵の仕方や酵母の種類が違うらしい。

一般に市販されてる大手のビールは

グイッと飲みやすいラガービール

低温で2ヵ月ほど熟成させるんだけど、

一方のエールビール

少し高めの温度で1ヵ月くらい熟成。

香りが良くて、こういう小規模の

クラフトビールに合ってるんだそうです

そして発酵されたビールは

コチラの部屋にホースで運ばれてこのビールサーバーで瓶詰めされます↑そしてコチラの機械でラベルを貼って

出来上がり!↑コレは道の駅で売ってた物ですが、

こんな感じになるワケですね

クラフトビールの製造は京極麦酒が

町内では初めてだそうなんだけど、

ビール作りに水はホント重要で、

水が美味しいのはもちろんのこと

製造や洗浄などいろんな行程で

水を大量に消費するので、

豊富な量の水があって水道代が安い京極は

まさにビール作りにはうってつけの場所

それと各地の地ビールが増えてる中、

「京極の美味しい水で作りました!」

というのは大きなセールスポイントにも

なりますよね

 

…というコトでツアーではこの工場見学も

行程に組み込んでるんだけど、

何せスペースに限りがあるので

5人1組くらいで見学してもらって、

その間他の人達には表でビールの

試飲なんかしてもらうのもアリかも?

なんて話も進めてますよ

 

それから取材の中で

「車で5分くらいの場所にホップ畑も

あるんですよねー」って話になりまして

ビールの原料がホップだってことは

みんな何となく知ってるかと思うけど、

ホップって実際に見たこと

あんまりなくないですか?

ならばツアーの時ホップ畑の見学

入れちゃいたいなーと思って、

実際に畑に行ってみました↓「畑」って言うから平坦な場所想像してたら

ちょっと意外な山の中

奥様の実家が農家で、

そこの畑の一部を借りてるそうです。

一見あんまり畑っぽくないけど、高さ5mくらいのポールが立ってて ポールの先にワイヤーが張られてる。

ホップはココに向かって弦を伸ばしていって

実を付けるらしいんですね。

言葉で説明しても伝わりにくいんで

去年夏の写真をいただきました↓ ↑こんな感じ。

コレは去年7月頭頃の写真だそうで、

6月下旬のツアーの頃には

4mくらいまで弦が伸びて

グリーンのカーテンが見れるかな、

って感じだそうですホップの実はこんな感じだけど↑

6月だとまだ小さいのが付いてるかどうか…

って段階らしいですね。

 

そんな京極麦酒ですが、

去年秋の開業から売れ行きは順調のようで、

これから迎える初めての夏に向けて

一層知名度を上げるべく

イベントにもあちこち出店予定だそうです

ツアー参加の皆さんにもぜひ

手にしてほしいですね

ちなみに京極町内では道の駅や

スーパーなどで購入できますが、

札幌など周辺の市町村でも購入したり

一部ビアガーデンで飲めたりするそうです🍺

購入可能な店舗はコチラに一覧があって、

オンラインショップでも購入可能。

ふるさと納税返礼品としても申請中なので、

ぜひ全国の皆さんに応援してほしいですね