212物語海外編 Part7~キューバ編①~。

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さて、海外の話を続けましょうか

台湾→アメリカと続いて、

次もとっても野球に縁の深い国

さてどこでしょう?

…って、タイトルでとっくに

ネタバレしてますが(笑)

キューバです!

まず位置関係から。アメリカのすぐ南、

フロリダ半島の目と鼻の先ですが、

実はアメリカとはかなり真逆な国。

ご存知の方多いとは思いますが、

キューバは、今や世界で希少な存在となった

社会主義国のひとつなのです。

日本からの直行便などないので、

カナダ経由で千歳からほぼ24時間

キューバの首都・ハバナに到着。だだっ広い革命広場に…巨大な塔、ホセ・マルティ記念博物館

いかにも社会主義国!

って感じの風景が広がります

この写真だけ見ると、

ちょっと北朝鮮とかに似てますね。キューバ名物のクラシックなアメ車。

キューバは1959年に革命が起こるまで

アメリカとは親密だったので

当時入ってきたアメ車が

今でもこうして現役で走ってるらしい。一方で社会主義になった後に入ってきた、

ソ連製の車なんかも走ってる

真四角。シブすぎる(笑)。社会主義国にありがちな、

標語みたいなのを書いた看板。

街中とかで時折見かけました。

ただ、街中は意外と自由な雰囲気で、

ゴリゴリの社会主義!って感じは

あんまり受けなかったですね。ハバナの街角の風景。

子ども達が結構パリッとした制服姿なのが

ちょっと印象的でした

 

さて、こんなキューバですが、

野球大国なのは結構有名な話

オリンピックなどの国際大会でも、

ちょっと前までは金メダルの常連でした。街中の土産屋にも、数々の野球グッズ。

そんな国なんで、前からずっと

気にはなってたんですよね。

日本とは全く違う体制や文化の中で、

野球がどんな感じで親しまれているのか?

そして2017年の秋。

この年はCS進出を逃したので、

10月のスケジュールがポッカリと空き…

「じゃあこのタイミングで行っちゃおうか!」

と、半ば勢いでキューバ行きを決めました

 

ココでちょっと説明しますが、

キューバには

「セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル」

と呼ばれる国内野球リーグがあって、

西・東各地区8チームずつの、

計16チームが加盟しています。

シーズンは年によってバラつきがあるみたいだけど、

僕が行った年は8月~翌年1月まで。

シーズン前半(45試合)の上位8チームが

後半の第2ラウンドに進出して

残り45試合を戦い、

年間チャンピオンを決めるらしいです。

詳しくはWikipedia(日本語版)

公式サイト(スペイン語)をご参照ください

 

…で、ココで問題が発生

シーズン中は普通、毎日のように

国内あちこちで試合やってるんだけど、

僕が行った10月中旬はちょうど

第1ラウンドと第2ラウンドの端境期に当たり、

第1ラウンド中、雨で中止になった試合の

振替が組まれる時期だったのです。

日本だったら普通、

雨天中止の試合の振替日程は

結構前もって発表されますよね?

でもキューバはなかなか発表してくれない

なので、いつどこで試合があるのか、

どういう日程で観戦して回るのかが

ほぼ分からないままキューバに向かうハメに

その間毎日のようにココのサイト

日程の発表を確認してたんだけど、

キューバ到着後は更なる問題が…。

ネット環境が極端に悪いのです

最近はたいてい、海外行く時は

Wi-Fiルーターをレンタルして

それでスマホとか繋ぐんだけど、

キューバで使えるルーターなどほぼなく

しかも街中でWi-Fiが使える場所は

市の中心の大きな公園周辺とか

ごくごく限られた場所のみ。

なので毎日、公園までしばらく歩いては

Wi-Fi繋いで日程調べてました

で、その公園の周辺には

同じようにWi-Fiを求めてくる人達が

みんなしてスマホをいじってるw

結構オモシロい風景でしたよ

 

前置き長くなりましたが

向こう着いてからやっと日程が判明しだして、

まず向かったのが

ピナール・デル・リオという街。

ハバナから西へ車で2時間ほどの場所です。球場の名前は

エスタディオ・カピタン・サン・ルイス。コチラがチケット。

価格は3ペソと書いてありますが、

当時キューバの通貨には

外国人向けの「兌換ペソ」と

国民向けの「人民ペソ」の2種類があって

(今年から兌換ペソは廃止)、

このチケットは人民ペソ表記。

1人民ペソが4~5円なので…

なんと約15円で野球が見れる

昭和20~30年代の世界か!

…と、ココでもカルチャーショックを

受けつつ入場。バックネットで見づらいけど、

グラウンドはこんな感じ。この日はデーゲームでしたが、

立派な照明塔も付いてます。フェンス際の座席。

なかなかレトロな雰囲気漂ってます試合前のメンバー交換風景。

右側の46番は対戦相手の監督、

オレステス・キンデラン氏。

かつてキューバのナショナルチームで

主軸を務めた有名な選手で、

日本でも社会人チームのシダックスで

2年間プレーしています。スタンド風景。

平日午後の試合だったんだけど、

お客さんは結構入ってましたね。軍服を着た軍人さんの姿も。

こういうところに、ちょっとした

「社会主義国感」を感じたり。ダブルヘッダーだったので、

試合の合間に球場外で食料の補給

サンドイッチか何かを買ったけど、

確か日本円で30~40円くらいだったかと

外国人向けの土産物とかは普通の値段だけど、

こういう地元の人向けの物は

ビックリするくらい物価が安かったです

長くなったんで、

続きはまた明日にでも!

コメント

4 件のコメント

  • くま牧場長 より:

    こんにちは、くま。前にB様が気にしてた猪木さん退院したよ。またしても斜め上を行くネタだった(笑)。キューバはシブすぎる。街の雰囲気も別世界感が凄い。B様こういうの好きそう。いや、随分と雑なチケットだなあ(笑)。今はスマートフォンのQRコードで入場するシステムが浸透してきてるけど僕はチケットの半券を思い出として残しておきたいから紙チケットが好きだな。キンデラン知ってる。キューバの野球といえばリナレス、キンデラン、パチェコ。あとアメリカ行ったカンセコ。B様慣れない土地でも不規則な日程や買い物に対応できるのがかっこいいと思う。海外を知らない僕には通貨単位ペソとか大橋巨泉の世界まるごとHOWマッチでしか聞いたことないもんな。あの番組でケントギルバートとユタ州とチャックウィルソン覚えた。続き気になる。試合以外の球場の演出とかさ。マスコットはいないかな。いても衝撃受けるレベルの子が出てきそう。

  • ふーみん より:

    B☆B、おつかれさまです!
    キューバなんて、なかなか行けないですよ…
    キューバのグルメイメージはバナナかモヒートとかです
    .
    球場は、ぱっと見で円山球場に似ている気もしないけど、いわゆる地方にある屋外球場スタイルなのでしょうか

  • 12345_8 より:

    入場料が15円!?
    野球運営、どうやって成り立ってるんだろ?

  • しの より:

    キューバに行ったなんてさすが野球を見ているなあ、と思いました。
    エンタメ感はなくても国を上げて奨励してるのを感じます。
    キューバの選手が日本で活躍しているのは確かに凄いと思いました。

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