雨竜米物語⑥~稲刈り編~

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前回もちょっと触れましたが、

9月後半のこの時期、道内の米どころでは

稲刈りがさかんに行われています。

雨竜も町内至る所でコンバインが絶賛稼働中

今まで米作りをずっと追い掛けてきて、

このタイミングを逃す手はない!

…というコトで、「新米祭り」の出番後、

稲刈り風景を見に行って来ました👀一面、黄金色に色付いた田んぼ。

稲刈りの時を待っています🌾ちょうどコンバインで稲刈りしてる

農家さんに出くわしました♪一面に植わってる稲を一気に刈ってくのは

見てて気持ちイイですね

なんかに似てるな~…ってずっと思ってたけど、

伸び切った髪の毛をバリカンで

イッキに刈り上げる感じ?(笑)

こう思うの僕だけ?

面白いんでついつい見入ってたら

農家さんから「乗ってみる?」と聞かれ…乗りました(笑)。コンバインは何度も乗ってるけど、

基本的にレバーをちょっと動かせば

前にまっすぐ進んでくれるよう

全部セッティングしてもらってから乗るんで、

僕はそんな難しいことする必要ないんです

一応動画も撮ったんで、そちらもどーぞ!

動画見ると、刈り取られた稲が

コンバインの中に吸い込まれてくのが

分かりますよね?

コンバインは一台の機械の中で

稲を刈り取って籾(もみ)を稲穂から外し、

籾とその他のゴミをふるい分ける、

つまり「刈り取り」「脱穀」「選別」

この3つの作業を同時に出来るんで、

「混ぜ合わせる」「組み合わせる」という意味の

「コンバイン」が名前の由来になってるんですね

ノルディックスキーの複合競技も

「コンバインド」って呼ばれますが、

語源は一緒なのです。機械の中に脱穀した籾がたまると、

時々こうしてトラックの荷台に

籾を積み込んでいきます一方で稲の茎部分は、細断されて

こうして田んぼにまかれていきます。

これは後で「すき込み」といって

土と混ぜ合わせて、今後の土壌作りに

役立てられるようですよご協力いただいたのは長谷川直己さん。

突然にもかかわらずありがとうございました!

 

さて、こうしてトラックに積み込まれた

お米の籾はその後どうなるのか…?

コチラに向かいました↓合同会社幸和。

稲の種まきから季節ごとの定点観測まで

これまで度々お世話になっております建物の中には何やら巨大な機械。そこに、トラックの荷台から

積んできた籾を一気にリリース刈り取られた直後のお米の籾は

こんな感じになっております↓ここからの作業について、

幸和の金山勇太さんにお話を伺いました👂幸和さんの田んぼでの稲刈りは9月16日開始。

作業は大体10日間くらい続くそうです。

そしてお米はこの後農協へと納入されるんですが、

その前に各農家さんでひと手間入るんですね。

稲の籾の水分は、田んぼに植わってる時点で

約25%と言われてます。

但し、そのままでは長期保管が出来ません。

そこで、長期保管に耐えられるように

水分を落とす作業が必要になるんですが、

まず各農家さんが自分の所の乾燥機で

大体17%くらいまで一度乾燥させる、

いわゆる「半乾」(はんかん)

という作業をすることになります。こちらがその乾燥機。

これで約1日ほどかけて「半乾」させた後、ココで大きなコンテナに積み替えて、

農協の施設に持って行くことになります。

そしてこの後登場するのが

「ライスコンビナート」。

この施設で本格的な保管作業をするんだけど、

その紹介はまた次回詳しく

普段何気なく見て来た稲刈り作業だけど、

こーして詳しく話聞くと勉強になるな~…