ニセコペンション物語#1。~シェ・ドゥドゥ~

カテゴリ/ニセコ町

最近ブログが飛び飛びになっちゃって

スイマセン…💦

先日のニセコの取材内容の情報を

まとめるのに結構時間かかってまして、

悪しからずご了承ください

 

…というコトで話題変わります!

ココ読んでる皆さんの中で、

ニセコに泊りがけで行きたいんだけど

ニセコは高級ホテルばっかりで

なんかどこも泊まるの高そう…💦

なんて思ってる方いませんか?

でもご安心ください!

ニセコ町内には比較的リーズナブルに

泊まれるペンションも結構ありまして、

そんな中から何軒かステキなペンションを

紹介させていただきますね

 

まず最初は…コチラ!シェ・ドゥドゥ。

…学校の校舎みたいに見えますよね

そこは後述しますが、コチラれっきとした

ペンション兼レストランになってます。

 

では早速、オーナー兼シェフの

伊藤章代さんにお話を聞いていきましょー…ん、指先にドアラ人形?

コチラについても追々説明していきますね

この「シェ・ドゥドゥ」は4年前の

2021年春にオープン。

建物は見た目のとおり、

1981年に廃校になった

旧藤山小学校の校舎を活用してます。

伊藤さんはここを全てお一人で

運営されてますが、

ここは廃校になった後

国民宿舎やユースホテルなどとして

使われてきて、伊藤さんは

4代目のオーナーになるとのこと。伊藤さんは名古屋のご出身で、

子どもの頃から一家でドラゴンズファン。

なるほど、それでドアラの持ってたんだ

 

伊藤さんが北海道に初めて来たのは

1998年の夏のことでした。

’98年と言えば長野オリンピックの年ですが、

その時伊藤さんは長野県の白馬村

住み込みのアルバイトをしてたそうです。

伊藤さんはそれまでウィンタースポーツには

興味なかったんだけど、

せっかく白馬にいるのなら…と

ちょっとスノーボードを始めてみたところ、

どハマりしてしまい大のスノボ好きに🏂そこで一緒に働いてた仲間に

「北海道もメチャクチャ良いよ!」と言われ、

たまたまのぞいた旅行雑誌に

「居候募集」と求人が出ていたのが

ニセコのアンヌプリスキー場近くのペンション。

それからは夏も冬もサイコーな環境で、

いろんな飲食店での仕事を転々としながら

20代の大半を通年ニセコで過ごしたそうです。

その後、一度フレンチの修行をしに

5~6年ほど名古屋へ帰り、

またニセコに戻って来たのが2010年ごろ。

そして2年ほど物件を探したのち、

2012年にお隣の蘭越町内で

自分のレストランをオープンしたんですが、

2020年に移転先を探していた時

ちょうどコロナ禍で先代オーナーが

ユースホステルを辞めることになって、

この建物を引き継ぐことになったんですね。

シェ・ドゥドゥには部屋が6つ(定員10名)と

レストランがあって、宿泊は基本素泊まり。

朝食・夕食希望の宿泊者は食事は別料金で、

事前に食事の予約が必要になります。

宿泊料金は季節によって3パターンあって

詳しくはコチラに表示されてますが、

一番高い冬期間でも1名1部屋¥8,800、

2名以上で1人あたり¥7,000(素泊り料金)。

夏の安い時期(4月~11月末)だと

それぞれ¥6,600・¥5,500と

なかなかリーズナブルな設定になってます客層は、夏はほぼ日本人ですが

冬は外国人と日本人の割合が 7:3くらい。

海外客はアメリカ・カナダ方面から多くて、

道内いろんなスキー場を転々としながら

少しでもリーズナブルな値段で

スキーやスノボをガッツリ楽しみたい、

という人達が多いそうです。

伊藤さんご自慢のビストロフレンチは、

宿泊者以外が食事だけ楽しむことも可能🍴

(事前予約必須です)

逆に自炊できる共同キッチンもあるんで、

宿泊者はレストランを利用しなくてもOK

宿泊されたお客さんからは、

静かですごく良く眠れた、

自然に癒されてリラックスした時間を過ごせた、

地元の美味しい食材を使った料理が美味しい、

などといった声をいただいてるようです

この日は大雪でこんな感じだったけど↓夏の風景はこんな感じ↓ 冬でも天気が良ければこんな風景になります↓いやー夏にも一回行ってみたいな~

 

さて、そんなシェ・ドゥドゥですが、

先述のとおり伊藤さん一人きりでの運営。

この大きな施設を一人で切り盛りって

大変なんじゃないですか?💦確かに、ペンション+レストランを

一人きりでやってくのはメチャ大変らしい💦

ただ、忙しい時間帯や時期に波があったり

人に仕事を教える手間なんかも考えると、

結局「1人でやってく方が良い」という

結論に行き着いたらしいんですね。

その代わり、宿泊も食事もきちんと自分で準備して

気持ち良くお客さんを迎え入れるために

自分で仕事量をコントロールしながら

やり繰りしてるそうです

宿泊はもちろん、食事も事前予約制に

してるのはそのため。

食事は宿泊者の方が優先なので、

繁忙期で宿泊が一杯な時は

宿泊者以外予約を取るのが難しい時も

あるそうですが、ご理解いただければと

食事可能な日や予約期限は

コチラに営業カレンダーが出てるんで、

ご興味ある方はぜひチェックしてくださいね。

ちなみに夏はランチもやってるそうですが

(12月初旬~3月中旬頃はランチ休業)、

外来のお客さんは夏の方が

ランチは予約取りやすいそうですよ

間もなく12月の末から2月末くらいまで

一番の繁忙期を迎える伊藤さん。

昼間は自分でトラクターを動かして

除雪作業もこなすなど

仕事で目一杯の日々を過ごしつつ、

隙間時間にはボルダリングなどの

趣味もやってるとのこと。

一人暮らしではあるけれど、

隣近所の人々やボルダリング仲間、

自分をサポートしてくれる人達が

周りにたくさんいるし、

あっと言う間に1日が終わって

あっと言う間に1年が過ぎてくんで、

寂しいとか考えてる暇はないそうです

逆に言えば、それだけ

日々が充実してるってことですよね

 

そしてもうひとつ、ココを語るうえで

欠かせない存在があります。

それが「シェ・ドゥドゥ」の看板犬・シドそもそも「シェ・ドゥドゥ」という店名は、

フランス語で「ドゥドゥの家」という意味。

「ドゥドゥ」は初代看板犬の名前で、

普通「シェ・〇〇」という店名には

オーナーの名前を付けるそうなんだけど、

「ドゥドゥ」が店のオーナーという

イメージで名付けたそうです。ドゥドゥは、2012年に前の店を

オープンしてからわずか8ヵ月後の

2013年2月に亡くなってしまいました😢

伊藤さんはその時相当落ち込んだそうですが、

同じ年の7月に岩内の保健所から

保護犬としてシドをお迎え。

それからかれこれ12年の付き合いになります。シェ・ドゥドゥには

「シドに会いたくて来ました!」という

「シドファン」がすごく多いそうで、

シドはマイペースで決して誰にでも

愛想を振りまくタイプじゃないんだけど、

教えてるわけでもないのに

ちゃんと「仕事」をしてくれるらしい↑僕がナデナデしても全然平気

彼、夏はグラウンドで放し飼いなんだけど

お客さんが来ると入口まで

ちゃんと案内してくれるそうですよ。

そしてお客さんの食事中は

大人しく寝てるんだけど、

食事が終わってお客さんが立ち上がると

必ず起きて会計の所に行くんだそうです

ドゥドゥも全く教えていないのに

同じように仕事をしてくれてたそうで、

生まれ変わりってワケじゃないんだけど、

「この子ならデキるんで、

2代目としてどうぞ!」てな感じで

ドゥドゥが適任な子を

導いてくれたんじゃないかな、と

伊藤さんは思ってるそうですよドゥドゥは13歳で逝ってしまったけど、

シドもそろそろ同じくらいの年齢になるはず。

(保護犬なので正確な年齢は分かりません)

今はまだ普通に元気だけど、最近は

耳も遠くなって寝る時間が増えたそうです。

ドゥドゥは体調を崩して半年ほどで

逝ってしまった…という教訓があるので、

伊藤さんは後悔のないように

シドと日々一緒に過ごす時間や

コミュニケーションを大事にしてるそうで、

明日普通に起きてくれることを

当たり前に思わず、夜寝る時に

「明日も一緒にお散歩行こうね」

って声を掛けるようにしてるとのこと。

わんこなどのペットを飼ってる方には

この気持ち痛いほど分かりますよね…今回のブログ掲載にあたって

伊藤さんからも写真を何枚か

ご提供いただきましたが、

そこかしこにシドが写っていて

愛されてるのが手に取るように伝わりました

元々料理人なので接客は得意じゃないし

不器用なところもあると謙遜する伊藤さん。

そのぶんシドに接客をお任せしてるそうで、

そんな意味でもシドは欠かせない相棒ですね

 

…というコトでなかなかドラマチックな

物語を話してるうちに

すっかり長くなっちゃったけど💦

施設の中も紹介していきますね

まずはこのインタビューを行ってた

レストラン部分はこんな感じ↓ 薪ストーブもあって良い雰囲気です

 

続いて宿泊棟の部分へこの辺は伊藤さんがココを引き継ぐ前に

だいぶリノベーションされてたんで、

そこまで「旧校舎」の雰囲気が

強く残ってる印象ではなかったかな?↑コチラは一番部屋数の多い(3部屋)

2~3名用タイプ。↑そしてコチラが3~4名用の

ファミリータイプの部屋になります。

どちらもいたってシンプルな造りですね

先述のとおり宿泊者は自炊もOKなので、

共同キッチンやダイニングルームもあります。

 

そして一番「旧校舎感」があったのは

コチラの体育館↓さすがに冬はかなり冷えるので

クローズになってますが、

夏の間は​卓球やバドミントンを

自由に楽しめるようになってて、

地元の小学生なんかも遊びに来るらしい というコトで突然始まる卓球大会🏓ピアノも調律ちゃんとしてて

しっかり弾けましたよ🎹

…とかやってるうちに

すっかり取材が長引いちゃった

外はまだシンシンと雪が降り続いてます⛄

 

伊藤さんとドゥドゥ、そしてシドが

紡いできた「シェ・ドゥドゥ」の物語。

この先もシドが1年でも長く元気で

まだまだ続いていくことを願います!

皆さんもぜひ一度訪れてみてくださいね

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目となります。