212物語海外編 Part8~キューバ編②~。

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前回から続きます。

ちょうどシーズンの端境期に当たってしまい、

ちょっとタイミングの悪かった

今回のキューバ訪問

直前になってやっと発表された日程は

飛び飛びだし場所もバラバラで、

効率良く国内を観戦して回るのは

なかなか至難の業だということが判明

取りあえず試合のある無しに関わらず

球場だけでも見て回りたいというコトで、

次はシエンフエゴスという街に向かいました。

エレファンテス・デ・シエンフエゴス」

というチームの本拠地になります。

 

球場を目指して歩いて行くと…ありました。

この日は試合もなく、

街はずれにある球場の周辺はヒッソリ。

入口のスタッフにダメ元で入って良いか尋ねると

意外とアッサリOKが出たので(笑)、

早速スタンドに潜入コチラが球場の全容。

グラウンドはキレイで立派ですスコアボード。

「エスタディオ・シンコ・デ・セプティエンブレ」、

和訳すると「9月5日球場」というのが

この球場の名前になりますが、

9月5日はキューバ革命絡みの

記念日みたいですね。コンクリート造りの簡素なスタンド席。

僕が見た限り、キューバの球場の座席は

こんな感じの造りが標準でした。スタンドの隅に野良犬の姿が

非試合でも、犬もクマも自由に入れちゃう?

結構自由です(笑)。球場内部の通路。

メチャメチャ昭和感あります

50~60年前にタイムスリップした感じ。

以上、球場見学の模様でした

 

余談ですが、シエンフエゴスに近い

トリニダーという街にも寄りまして。

古都として観光名所になっているこの街の

市街地はこんな風景でした。現代でも、馬がまだ移動手段として

使われてる様子が見て取れます

高速道路でも普通に馬車が走ったりしてて

なかなかのカルチャーショックでした

 

次に向かったのはマタンサスという街。

人口約14万人。

ルンバ発祥の地らしい

2013~14年にかけてファイターズに在籍した

ミチェル・アブレイユ選手の出身地でもあります。

アブレイユ懐かしいな~コチラも球場は街のはずれ。

市街地からは30分ほど歩きますが

特徴のある照明塔が目印になるんで

あんまり迷わない球場に向かう道の脇に延々と続く、

過去の名選手達のパネル。

こういう、先人達の栄誉を称える姿勢って

どこへ行っても良いモンですよね球場到着。

「エスタディオ・ビクトリア・デ・ヒロン」

という名の球場になります。

ナゼか馬が球場前に繋がれてる…(笑)。こちらはココドゥリロス・デ・マタンサス

というチームの本拠地。

「ココドゥリロス」はワニを指します。

チームのマスコット的なイメージらしい。

そう言えばあんまり期待してなかったけど、

キューバの野球界にマスコットって

存在するんだろーか?この日はちゃんと試合もあって、

普通に数十円の入場料を払って入場(笑)。試合前のアップ風景。

ちなみにこの日の試合は、

どういう訳か平日の朝10時からでした

ちなみにBGMには、

メチャメチャ陽気なラテン音楽が

大音量で流れてます♪

写真じゃ伝わらないのが残念ですが(笑)。ブルペンはこんな感じ。

メジャーの球場同様、

外野フェンスの外にあるスタイルですね。電光掲示板のスコアボード。

大体どこの球場もこういうスタイルでしたね。

当たり前の話なんですが、

スコアボードのスタイルは万国共通ってのが

なんか安心しました(笑)。スタンド内にマスコットのワニの像。

だいぶ老朽化してますが…スタンド内で売ってるサンドイッチとドリンク。

安いし簡素な食べ物なんだけど、

やっぱり球場で食べると

ナゼか美味いんですよね~球場周辺でくつろぐ野良ワンコ達

試合中もスタンド内を犬が走り回ってて、

終わった後のスタンド内に

犬のう〇ちが落ちてたのが衝撃的でした(笑)。

ホント自由すぎる…

 

結局、キューバで観戦できたのは

ダブルヘッダー含む2日間の3試合のみ

限られた情報ではありますが、

僕が見た限り、試合前やイニング間などの

演出要素はほぼゼロでした

マスコットもイラストはあっても、

実体としての「生きてる」マスコットは

ネット上探してもほとんど情報出て来ないですね

観客は純粋に、野球を見に球場に来てる感じ。

正に昭和の時代のプロ野球みたい。

昨日の記事にもコメントいただましたが、

入場料15円とかで球団の経営成り立つの?

という疑問も至極当然かと思います。

ただ、社会主義国のキューバでは

選手は全員国家公務員という立場。

おそらく、球団や球場の経営も

公費で賄われているものかと思われ、

なので利益を上げるために

ファンサービスやエンターテイメントを

充実させる必要性もないのかな、

という印象を受けました。

 

かなりのカルチャーショックを受けた

キューバでの野球観戦でしたが、

文化も言葉も国家体制も全く違う

遠い地球の裏側の国でも、

野球というスポーツを通して

現地の人と一緒に楽しめる喜びは

スゴく感じましたね

最近はキューバからも日本のプロ野球に

選手が結構来ていて、

有名どころではホークスの

デスパイネ選手モイネロ投手なんかがいますが、

彼らの名前を出すとキューバでも通じます

逆に日本人選手では、WBCなどの

国際試合で活躍した松坂投手とかは

キューバでも結構知られてますね

「日本人で次に活躍しそうなのは誰だ?」

ってキューバの人に聞かれたんで、

「次、絶対彼がくるよ!」って見せたのが

この写真↓今年の大谷選手のメジャーでの大活躍は、

きっとキューバにも伝わってるんだろうな

 

日本帰国前、再び首都のハバナに戻りましたが

もちろんハバナにも立派な球場があります。エスタディオ・ラティノアメリカーノ。

収容人員55,000人。

ラテンアメリカ最大のスタジアムらしい残念ながら試合はなく、

中にも入れる雰囲気じゃなかったけどこの球場はキューバの名門チーム、

レオネス・デ・インドゥストリアレス

のホームグラウンドでもあり、

数々の国際試合なども行われてるそうです。

さしずめキューバ版の東京ドーム、

って感じでしょうかね?帰り道にあった街の野球場。

サッカーやってる子どもも結構見掛けたけど、

野球ってやっぱりキューバの

「国技」なんだな、と感じた日々でした。

 

「212物語海外編」は取りあえず以上となります。

書いてるとまた海外行きたくなりますね

いつかコロナが落ち着いて

またいろんな場所に行けるようになった時、

機会があればお話しするかもしれません

コメント

5 件のコメント

  • ふーみん より:

    B☆B、おつかれさまです。
    時々、ハバナをバナナに空目してました(笑)
    確かに、選手たちは国家公務員ですよね…活躍度により給与アップということはあるのでしょうか
    球場を見ていて、ノスタルジックになるのは、昭和なイメージが残されているからなんでしょうね
    日本国内だと、公園でキャッチボールすら出来ないところばかりになってしまったけど、キューバの街を見ていると、そういうのは自由な気がします
    土管が置かれた空き地が懐かしいです(^_^)

  • いく より:

    さすがのB☆Bも、高速道路を走る馬車や、
    野良犬が球場に出入りしているのはビックリしたのね😁
    国が違えば野球の演出もまったく違ってる!
    私はマスコットやチアリーダーが居る方が好きですが…😌
    また海外旅行に行ける様になるといいですね。
    お土産話を楽しみに待っています❤️

  • くま牧場長 より:

    こんばんは、B様。アブレイユ懐かしい。今もモノマネできる?難しい名前のチームやスタジアムが多いんだな。キューバのスタジアム照明灯が特徴的だね。シブくていい味出してる。スコアボードの形もかっこいいと思う。芝生はどうなんだろう。日本でもコンクリートみたいに固くてひどいスタジアムあるけど。馬や犬がいるのかあ。メジャーでもアスレチックスはスタジアムに象がいたらしいよ。リナレス選手が晩年ドラゴンズに入団した時に国家公務員扱いだから給料50万円と聞いて驚いたことある。それでもマスコットは欲しいよね。取り入れたら人気出ると思う。高速道路を馬が走るってセガサターンのデイトナUSAの裏技を思い出した。野良犬放置は昭和過ぎる。昔学校に入ってきたりしたもんなあ。餌付けとか厳しくない時代だから残したレーズンパン食べさせたことある。
    B様もマスコットやりながら大谷選手凄いと思ってたんだね。打球のスピードが他の選手と全然違ったからな。でもB様が「次絶対彼がくるよ」と写真見せた時「こっちのモヒカン頭のくまの方?」と言われなかった?

  • ぽるしぇ より:

    【ハバナ】は【バナナ🍌】
    【ルンバ】は、掃除機😅(苦笑)
    別なところにきをとられ…
    ごめんね💦もう一度ちゃんと読みますね。

  • しの より:

    キューバの話は興味をそそられますね😊
    まだまだいろいろ語れそうですね。
    いぬやクマが自由な感じで見ている球場、よいですね。
    日本の地方球場の雰囲気ありますね。
    野球を見ることが好きな人にはほんとに心ひかれる雰囲気です。
    球場はいろいろあってよいと思います。
    球場にドゥビくんがいてくれたら、なんて思いましたよ😃

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