スターティング・ナイン Part2~あえりあ~。

カテゴリ/SC活動

もう既に日が変わりましたが、

今日(昨日)は夕方からPLAYLOTで

フィジカルアカデミー、からの~

明日のイベントの前乗りで移動して

函館なう。です💦

というコトで明け方の更新になったけど、

今日は久々にSC活動

「スターティング・ナイン」関連のお話を。

スターティング・ナイン。

…皆さん覚えてますかね?

説明はこの時のブログに書いてますけど、

要は北海道ならではの様々な課題の解決に

取り組む人達を、ファイターズが

支援していきますよ、という

コンセプトのプロジェクトです。

 

で、以前「nipocafe」という事業について

ココで紹介しましたが、今回は続く第2弾。

ポジション的にはキャッチャーにあたる

「安心・安全な暮らし」をテーマに

採択された「NPO法人あえりあ」さんに

取材を敢行しました!

お話を聞いたのはコチラの方↓「あえりあ」代表理事の髙橋亜由美さん。

では、まず「あえりあ」では普段

どんな活動をされてるのか、

お話を聞かせてください!あえりあの活動ミッションは、

「人と人とが支え合える未来をつくること」

…コレだけだとちょっと抽象的ですが、

代表的な事業として、あえりあが運営する

「さぽんて」というサイトがあります。

この「さぽんて」とは、

「サポートしてほしい人」と

「サポートできる人」とを結び付ける

役割を果たすプラットフォーム。

もう少し具体的に言うと、

「サポートしてほしい人」とは

障がい者や高齢者・癌の方など。

一方「サポートできる人」は、

看護師・理学療法士・介護福祉士など

看護やリハビリの資格を持ってる人。

この双方が上手くマッチングできるよう

お手伝いするシステムなのです。

 

…なるほど、ちょっと見えてきたけど、

じゃあこの活動をすることで

どんなメリットが生まれるんでしょうか?活動の意義としては、端的に言うと

まず障がい者などサポートを受ける側は

外出の機会を作ることができます。

たとえば障がい児のケースで言うと、

付き添いできるのが家族だけだと

ちょっと外出が難しい場合もあるけど、

医療や介護の有資格者など

他の大人も一緒にいたりすると、

安心して一緒にお出掛けできたりする。

一方、サポートする側から見ると

新たな経験の場になったりします。

有資格者も様々なタイプがあって、

たとえば高齢者のサポート経験はあっても

障がい児と関わったことがないなど

違うジャンルの介護の経験になるわけですね。

そしてもうひとつの大きな意義として、

そういった体験をブログなどで

公開することによって、

「こういう子達がいるよ」という情報や

「この施設にこういうトイレがあった」

「この大きさのバギー(後述)でも入れた」

など、様々な施設のバリアフリー情報の

発信にもなるわけなんです。

そしてそれが更に、その情報を見た他の人の

「じゃあ行ってみようかな…」

という気持ちに繋がったりする。

「さぽんて」は「サポート」

イタリア語で「架け橋」を表す「ポンテ」

を組み合わせた造語ですが、

まさにサポートの「架け橋」

なっているワケですね

髙橋さんも現在看護師として

常勤で働く日々を送ってますが、

この活動を立ち上げたキッカケは

ご自身のある経験だったそうです。

以前、髙橋さんの友人の娘さんが

ある障がいを持っていて

そのサポートを時々していたんですが、

その子が小学校に上がる前に

父親が脳出血で倒れてしまったんですね💦

その子を小学校に通わせるためには、

お母さんは仕事をしなければいけない。

これは一家の危機だ!と、

髙橋さんをはじめ周りの看護師の有志

約20名が集まってボランティアチームを作り、

小学校に付き添ったり、

子どもが発熱した時には

家に泊まりに行って面倒を見るなど、

約4年間サポートを続けたそうです。髙橋さんは仕事柄、そうやって

ヘルプを必要とする人の家族が

大変になっている様子も数多く見てきて、

一方ではそうしたサポートをしたい

医療・福祉・介護職の人も

たくさんいることも実感してきた。

つまり、実は「手を貸して」という人と

「何かしたい」という人がいるのに、

互いが繋がれていないだけなんだな、

と気付いたわけなんです。

そして、それを繋げる役割として

考え始めたのが、現在の

「さぽんて」になるんですね。

こうして約3年前、

2021年の7月にNPO法人を設立。

3年前と言えばコロナ禍の真っ最中ですが、

コロナ禍だったからこそ逆に

ずっと夢物語だったものを

現実的に考える時間ができたそうなんです

外出が難しかったコロナ期間中は

オンライン交流会などの活動が主でしたが、

実際に集団でお出掛け体験などの活動を

本格的に始めたのは、

コロナが明けた去年5月くらいから。

実際に新しくできた施設に

バリアフリーの状況を見に行って、

障がい者本人や家族の

リアルな声を聞きつつ、

それを情報公開しているそうです。最近はバリアフリーもいろんな場所に

普及してる印象があるけど、

実はスロープとか曲がり角などは

普通の車椅子で自走できる人目線でしか

想定されてないケースが

結構多かったりするらしいんですね💦

なので、たとえば障がい児のための

「バギー」と呼ばれる車椅子だと

曲がるのがキツいカーブがあったり、

「ユニバーサルシート」という

大人も横になれる大型の介助用ベッドが

なかったりすることもある。

そこでこういったお出掛け体験の時に、

お母さん達がポロっと漏らす

「あー意外と広いね!」

「こんなんじゃ不便だよ」などといった

言葉がスゴく参考になるそうですよ。

 

では、これからの目標などあったら

教えてください!髙橋さん曰く、

「さぽんて」は現状、障がい児の

お母さんの利用が多いけど、

今後はその他にも、障がい者や高齢者、

親の介護をしている人などに

対象者をどんどん広げていきたいそうです。

またエリアも札幌市内だけでなく、

近郊のまちに広げたい。

それから障がい者と一緒に

泊りがけで外出できる機会が増えるよう

お出掛け企画をホテルなどとコラボして

「宿泊施設に泊まってみた」企画に広げたり、

リニューアル予定のある施設に出掛けて

様々な障がい者の実際の声が

バリアフリーの改良に反映されて

より多くの人に使いやすい設備が増える

流れが作れるといいな…などなど、

まだまだできることはたくさんありそう

今まで介護が必要な人やその家族が、

自分たちだけで頑張らなきゃ…とか

我慢しなきゃ…と思っていたものが、

こういうサービスを知ってもらうことで

生活が少しでも豊かになってもらえれば。

そんな想いに支えられている

髙橋さんたちの活動にリスペクト!ですね

あの…実を言うと、

僕らマスコット周辺に集まるファンって、

なぜか結構医療従事者の方々が

多い印象なんですよね。

今回の話、もしかしたら読者の中に

「刺さる方」いるかもしれません

なので、もし興味ある方いたら

どうすれば登録できるか教えてください!「サポートしたい」「サポートを受けたい」

という方がいたら、まずは

コチラのページにアクセス!

そして右下の「登録はこちら」から

進んでいただけると新規登録できますよ

 

…というコトで長くなりましたが💦

明後日…じゃなくてもう明日ですね。

6月9日(日)にこちらの利用者の方々が

エスコンフィールドのスタジアムツアーに

参加されるんですが、

そこに僕もご一緒させていただきます!

僕いつもエスコンにはいるけど、

そう言えば球場のバリアフリーの状況を

よくわかってないんで、

この機会によーく注目してみよう

その様子はまたコチラで

レポートさせていただきますねー!

コメント

4 件のコメント

  • しの より:

    刺さりました。
    支えが欲しい人、したい人を結びつけるにしてもなかなか声を上げられず我慢してたりするし、公的なものしか使えないと思ったり。
    私も介護する身としていい方法ないかなと食らいついたところでした。
    スタジアムツアー楽しめてもらえますように。

    • くるる石山ちびの母 より:

      こちらではお久しぶりです。
      医療従事者ではないけど刺さりました。
      がんばっている友人がいるもので。
      すばらしい!紹介したい!とわたしは思ったけど、彼女の性格をおもうとゆっくりタイミングを見てと思います。
      素晴らしい事業のご紹介ありがとうございます!
      エスコンのバリアフリー状況。わたしも今度そういう目線で、彼女たち家族が来場したらどうなのか注目したいし、B・Bのレポートたのしみにしています。
      (余談ですが、うちのちびはすっかり野球小僧です。B・Bにサインしてもらったグローブで日夜練習していますよ!😉)

  • くま牧場長 より:

    おはよ。僕はまだ介護とかしてないからバリアフリー施設をよく注意して見るとかなかったけどけっこう課題多いんだな。こういう活動全国にもあるんかなあ。B・Bのおかげで知らない世界を知ることができたよ。勉強になった。マスコットが刺さるのはなんとなくわかった。

  • 横浜在住、2023年からファンの女 より:

    BBさん、活動報告ありがとうございます!
    求めてる人たちを繋げる活動って大変なんだなと拝読して感じました。BBさんのおかげで知れる活動がたくさんあります、いつもありがとうございます☺︎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目となります。