昨日は早朝から始動と書いたけど、
何をしてたかと言うと…
こちらに行っておりました↓JRA日高育成牧場。
もうすっかりおなじみ?の場所ですが
同じ施設内でも、今回は違うエリア。
育成施設を見学しに行って来ました!
毎度毎度乗馬練習でお世話になってますが、
日高育成牧場の本来の主目的は
書いて字の如く、競走馬の育成。
育成ってどんな感じなのか見てみたいな~…
とは常々思ってましたが、
ちょうど今が調教作業の真っ最中らしい。
相当緊張感のある現場になると思うんで
「見たいんですけど…ダメっすよね~?💦💦」
て感じで打診してみたら…
ご快諾いただけました
そんな訳で朝8時前集合。朝早くから駐車場はいっぱいです。まず「係員詰所」に向かうと…調教に関わるスタッフ全員集合で
モノモノしい雰囲気。
これからミーティングが始まるところです。僕の乗馬の師匠、堀さんの姿も。なんかスイマセン…💦と思いつつ、
僕も参加させていただきます。
ミーティングでは、今日の調教メニューなどが
順を追って説明されていきます。
僕が取材させていただくことも
ちゃんと紹介していただきました
今日はホント迷惑にならないように
気を引き締めていこう!と思ってましたが
予想通りのピリッとした雰囲気でしたねミーティングが終わると、厩舎へ移動総務課長の江西さんに、
今日の内容を詳しく確認していきます。朝陽の当たる厩舎内では…馬房の掃除や、馬装などの作業中。この青い服を着た人達は、
BTC(軽種馬育成調教センター)の研修生たち。
BTCは、競走馬の育成に携わりたい人達に
調教に必要な知識や騎乗技術などを
1年間かけて研修していく施設。
研修生は高卒くらいの年代から
上は30代の方までいるそうですが、
中には乗馬未経験で入って来る人も
相当数いるみたいです
ここの卒業生達の進路は、
JRAではなく民間の育成牧場など。
一時は減少していた志願者も
最近は人気が復活してきて、
毎年25名定員のところを
倍以上の人達が志願してくるそうですよ
どうやら「ウマ娘」人気も影響してるらしい。
世の中、何がブームの火付け役になるか
わかんないですね~
話ちょっとそれましたが、
堀さんにも競走馬の育成について
詳しく説明していただきました。調教は去年(2020年)生まれた馬が対象。
馬は人間とは年齢の数え方が違って、
誕生日に関わらず、毎年1月1日に
みんな1歳ずつ歳をとっていきます。
つまり、対象はすべて1歳馬
ということになりますね。
競走馬のデビューは、通常2歳~3歳。
そして4~5歳くらいまで現役で走ります。
ただ、馬は何もしなくても
最初から人を乗せて走れる訳ではありません。
競走馬として活躍するためには、
まず人に慣れさせることから始まって、
更に誰が乗っても要求通り動いてくれるように、
少しずつトレーニングしていく必要があるのです。
競走馬の現役期間は、人間で言えば
高校生から20代前半くらいの年齢。
つまり、引退後のセカンドライフの方が
ずっと長いことになるんだけど、
引退後乗馬用の馬などに転身して
文字通り生き残っていくためには、
人の言うことをちゃんと聞いてくれる
大人しい馬の方が有利になる。
中にはやんちゃな性格の馬もいるらしいけど、
調教にはそういう意味もあるんだ、と
堀さんはおっしゃってました。調教を待つ1歳馬たち。この仔たちには、まだ名前が付いてません。
なので、仮の名前として
母馬の名前+生まれた年(2020)で
表記されてるのです。
誕生日の下に書いてある名前の数々は、
父方・母方の親・その親・更にその親の名前。
いわば家系図ですね
一番下に書いてある金額は馬の購入額。
一頭平均500~600万円くらいらしいけど…なんとこの仔は1,650万円!
でもひいおじいちゃんの名にある
「サンデーサイレンス」は、
かなりの有名どころですよね
ちなみに今回の調教馬全61頭のうち、
日高育成牧場で生まれた馬は7頭。
他の馬たちはセリで購入したそうですが、
その時の金額がこの数字というワケです。
厩舎の外には丸い建物。
これは「ウォーキングマシン」と呼ばれてます。
名前の通り馬を歩かせる施設で…写真ちょっと分かりづらいですが💦
馬の背後にある金網がグルグル回って
馬を後ろから追い立てる形になり、
馬がこの中をグルグル歩き回る。
いわば調教に入る前の
ウォーミングアップをしているのです。
ココで約1時間ほどアップするそうですが、
聞いたところによるとこのスピードは
秒速6mほどらしい。
フツーにゆっくり歩いてるように見えたけど、
秒速6秒=時速21.6㎞。
フルマラソンの世界記録を時速に換算すると
時速20.8㎞くらいらしいから、
マラソンの世界記録よりも速い速度で
アップしてることになるんスね…アップを終えた馬たちが、
ウォーキングマシンから次々と出て来ます。
ここからが調教メニューの本番ですが、
長くなるので続きはまた明日!
コメント
6 件のコメント
こんばんは。競走馬、なんか凄い世界だね。サンデーサイレンスは僕も聞いたことある。学生の頃スーパーファミコンでやってたダビスタにもいた。種付け料1500万だった。高っ!重賞レースに勝つと一流扱いで最高峰のG1レースに勝つと超一流ということも知識ある。でも育成牧場にいる馬って全てレースデビューできるん?プロ野球選手に一度も試合に出れずに引退する選手がいるようにレースを走れないまま引退しちゃう馬もいるのかなって思った。だとしたら悲しい。
B☆B、おつかれさまです!
B☆Bのお馬さん教室は、かなり調べた(教えてもらった)んですね
馬齢は、2001年から変わったんですよね
それまでは、4歳馬がクラシックレースに出ていたけど、今は3歳馬ですもんね。生まれたばかりは当歳馬とも呼びますよ(^_^)
.
僕は学生時代に札幌競馬場でアルバイトしていて、飲食物をジョッキールームへ届けていたりもしてましたよ
後編も楽しみにしてますね
じゃじゃ馬っていうくらいだから、元気な🐴さんは人を乗せて歩くのは無理なんですよね。
そりゃそうよね、まずはじめに「誰?何?なんで近寄ってくるのよ!」って思うよね。
プロ野球選手より短い現役なぁ…
ウマ娘影響、、、😧やはり人気なんですね😲✨✨
うまぴょい伝説、頭から離れないです🤣😆👍笑
とても興味が湧いて食い入るように読んでしまいました。
ついついワンちゃんのしつけに置き換えてしまいそうですが、確かにこの時期がいちばん大事な時期なんですよね。ウマ娘、チェックします。
BBこんにちは!!
久しぶりにBBのブログに来れたので、見逃してる記事を読ませてもらってます。
重賞レースの競馬中継で一着になった馬の紹介があるんだけど、浦河や安平産馬が多くて、もしかしてBBも会ったことある馬かな?って思ったりしながらテレビ見てます。
こうした環境の中で一生懸命トレーニングするんだね…
子供を産まなきゃいけないのもあるけど、4〜5歳までしか現役を続けられないって考えると、あっという間に引退って感じがします。
大人気のウマ娘をきっかけに、浦河に馬を見にきてくれる人が増えたらいいね